小市民ブログ

KelloggってMBAを出てアメリカで移民サバイバル生活をしています。サウナが好きです

2022-01-01から1年間の記事一覧

日本の給与はなぜ低いのか

カナダ旅行中に色々調べていたら、イギリスのMBAを経てカナダに就職された方のブログを発見し、刺激的な記事が目に留まりました。 主張自体はどこかで目にしたことがあるものが多いと思いますが、自分と同じ海外現地就職組の視点で歯に衣きせずまとまってい…

カナダのサウナ(in Toronto)

過去数回に渡りアメリカサウナを紹介してきましたが、遂にカナダ進出です。トロントのピアソン国際空港近くにある、South-Western Bathhouse and Tea Roomに突撃してきました(Banya.caって凄いURLだ)。 北米でサウナを楽しむならバーニャと常々言ってきま…

働くという観点で、アメリカ比でのカナダの印象

Twitterには書いてますが、一昨日から2泊3日、トロントに旅行に来ています。国を跨ぐとはいえ飛行機で1時間半、DCから西海岸に行くよりも距離的には遥かに近いです。個人的には、MBA受験やコロナを跨いで、大変久々に新しい国を訪れたので雑感をまとめておき…

英語スクールに行き始めた

ただの振り返り記事なので、まとまりなくつらつら書いていきます。 Washington English Center 今週頭に自分の分析を部門長にシェアしたのですが、Q&Aでしどろもどろになってしまい、背景やニュアンスの補足等、上司にヘルプしてもらう、という情けないこと…

日本に戻るか、アメリカに残るか

今日は、アメリカのMBAを卒業した後、日本に帰るかアメリカに残るか、というテーマで書いていきます。このテーマ、結構色々考察されているものはあるのですが、整理されている様で整理されきっていない印象で、結論は「人に依る」になるとは思いつつ、どんな…

書評:Bully market

今回の書評はGSに18年間勤め、MDまで昇進されたJamie Fiore Higgins氏の暴露本です。長期間の勤務、しかも華々しく活躍されたとのことで功罪両方書きそうなところですが、実際にはGS批判がエンジン全開、フルスロットルで展開されていく一冊です。毎年100万…

全てが日常に堕す人生をどう気分良く生きるか

いつも通りお気に入りのPodcastのHidden Brainを聴きながら家の近所をブラブラしていたところ、UC Riversideの教授の方が「このPodcastを聴いてる人は紛争地帯にいたり極度の貧困にあるわけでもないと思うが、だとすると、今より幸福度が大きく上がるとは思…

アメリカのサウナ文化:サウナの場所と価格

さて前回記事で、アメリカにもバーニャ(ロシアンサウナ)なる日本のサウナーが満足できる至高のサウナが存在すると主張しましたが、実際どこにあるのか、価格はいくらぐらいか、調査してみたので本記事に結果をまとめたいと思います。 調査と言いつつ、実際…

書評:We were dreamers

Twitterでも紹介した本書、2022年の個人的Best readです。アメリカでの新生活が始まったので他の移民の人生に触れてみようとAmazonでImmigrant autobiography と何気なく検索して出会った本でしたが、著者はSimu Liuは北米のアジア系移民の若手スターとして…

Week 4

さてWeek 4です。マネジメントレベルでは組織再編による慌ただしさが続く中、引き続き手持ち無沙汰感が続いた一週間でした。Onboarding seasonは焦燥感があったと語る人が多いのですが、そこに組織再編という特殊事情もあり、新入り故に使い勝手の良くない私…

Week3

さて、入社から数えて3週間目が終わりました。この1週間振り返りシリーズは大きなイベント(めっちゃ激務になるとか、子供が出来るとか)が無い限り続けたいと思ってます。今更ながら決意表明として、自分を実態以上に書くのは控えたいと思ってます。大袈裟…

Week 2

さて、入社して2週間が経ちました。とはいっても正直まだろくに仕事はしておらず、Online trainingの受講とMeet and Greetと言われる顔合わせ、業務説明を受ける以外は、特にアウトプットも無く1週間が終わりました(そんな中、サインオンボーナスと初任給が…

仕事について

私の仕事内容 正直自分の中でもどんな仕事をやるか、入社するまで見えてなかった部分が大きいのですが、1週間を終えて多少は解像度が上がってきたのでまとめておきます。言い訳をすると、私はBusiness Analystという、広い定義のJob descriptionの枠で採用さ…

Week 1 

Twitterにも投稿しましたが、無事今週勤務開始出来てました。Onboarding手続きに必要となるEADカード(労働許可証)が自宅に到着せず再申請中というステータスの為最後までヒヤヒヤしていましたが、無事代わりの書類でプロセスが完了、仕事を始められて一安…

書評:The Joy of Sweat - The strange science of perspiration

誰が読んでるのかも分からない書評シリーズ、とりあえず続けていきます。今回はこちら。 The Joy of Sweat: The Strange Science of Perspiration 作者:Everts, Sarah W. W. Norton & Company Amazon 汗についての研究者が、生理学・社会学・生物学等色んな…

書評:The Sauna Is

本日の書評は、"The Sauna Is"です。シカゴを離れるにあたり、Chicago Bath HouseなるRussian saunaを訪問してきたのですが、感極まりすぎてサウナについて勉強したくなった次第です。例によって全くサマリーになってないサマリーと、所感を書いていきます。…

書評+自分語り:So good they can't ignore you

先日こんなことを呟いたんですが、つくづく自分はArtisticな才能に恵まれなかったなと感じていることもあり、人とは違う情報ソースからインプットを続けていかないとな、みたいなことを最近漠然と考えています。 独創性ってものが「情報源の違い×感受性」と…

TOEIC990点からの英語学習(ライティング)

前回からの続き、TOEIC990点からの英語学習もこちらで最終回。今回はライティング編です。ライティングもここまでの系譜 = ストリートファイトで(リアル英語に触れて)学んで行きなさいという流れを汲んで、特におすすめ教材等はなく、とにかくOutputをする…

TOEIC990点からの英語学習(リスニング)

引き続き英語学習シリーズで、今回はリスニング。 MBAでのあるあるとして、授業中の教授の説明はそこそこ聴き取れるのに、一歩教室を出てアメリカ人同級生とバーで話したりすると、8割方何を言ってるか分からなくなる、という現象があります。私が思うに原因…

TOEIC990点からの英語学習(スピーキング)

前回の続きで、まずは一番の難所、スピーキングから。 ここで最初に取り掛かるべきは、発音と考えます。残念ながら英語の発音教育が施されるのが稀な中、綺麗な発音を日本の学校教育で身につけるのはほぼ不可能というのが実態だと思います。発音がスピーキン…

TOEIC990点からの英語学習(概論)

日本である程度英語を学習したことがある人にとっては周知の事実ですが、英語ネイティブの国で学生/仕事しようと思った時に、TOEIC990点ではお話になりません。より正確な表現をすると、「日本の受験英語の錬度を高めて取得したTOEIC990点」では、学習上も仕…

アメリカのサウナ文化:アメリカではバーニャに行きなさい

最近大学のサウナが故障から復活して、日課のサウナ浴を再開したので、その勢いのままアメリカのサウナ文化について書いていきたいと思います(下の画像はサウナ故障時の張り紙ですが、ノースウェスタン大学はアメフト場に2.4億ドルも使った割にサウナ一つ直…

MBAを取ることに意味はあったのか

就活に追われた結果気づけば卒業から2ヶ月程度が過ぎてしまってますが、受験生時代から起算すると3年以上に及んだMBA取得について、総括したいと思います。 MBAに意味はあったのか。私の場合答えは簡単で、国も業界もロールも変わることが確定し、完全に非連…

アメリカ就活タイムライン

振り返り用にまとめておきます。学びがあるかは謎ですが、暇な人は読んでみると就活の雰囲気伝わると思います。 (2022年) 1月: Twitterで流れてたヘッジファンドの求人にあまり深く考えず応募。トントン拍子で選考が進み、インターンスタート。 1-2月: …

なんでアメリカに残ることにしたのか

前記事まではアメリカ就活の方法論を書いてましたが、一応自分自身が何でアメリカに残ることにしたのか、という点も書き残しておこうと思います。この辺は一般論的な内容を羅列しても薄味な記憶に残らない文章になる気がするので、「こいつ何言ってんの?」…

アメリカMBA就活マニュアル(実際問題どれぐらい難しいのか)

「アメリカMBA就活マニュアル」と題して書くのはこれで最後にするつもりですが、最後は精神論チックに、日本人でもMBA経由でアメリカ就職するのは出来る、とエールを送って終わりにしようと思います。私自身、つい最近まで自分がアメリカで就職するイメージ…

アメリカMBA就活マニュアル(ターゲット企業について②:Job Description)

「Location・Function・Industryを変えるのは難しい」って話はあまりに雑 本題に入る前に、MBA就活の文脈でよく耳にする「トリプルチェンジ(Location/Function/Industryを全部就活で変えること)」みたいな概念、一般論として正しい一方で、あまりに粒度が粗…

アメリカMBA就活マニュアル(ターゲット企業について①:ビザ)

MBAを卒業したらどんな会社に就職できるの?の答えとして、Employment reportなるものが各ビジネススクールから提供されています。が、日本から現地就活すると分かるのですが、これは「俺の学校出ると給料バカ高いぞ!」とイキる以外の用途が正直ありません…

アメリカMBA就活マニュアル(概論)

4月後半にアメリカで就職活動を決意、6月前半のKellogg卒業も経て、ようやく先週2社オファーを2社頂いたので、記憶が新鮮な内に自分の経験をまとめておこうと思います。 「アメリカ就活MBAマニュアル」と銘打ちましたが、各就活プロセスをStep毎に解説してい…

バークシャー・ハサウェイの株主総会に出てきた

タイトルの通りですが、大変良い経験になったのでまとめておきます。コロナで2年空いてしまったので、3年ぶりの株主総会、しかもバフェット91歳、チャーリー・マンガー98歳と高齢なので、一生に一度かもしれない貴重な機会に恵まれました。 バークシャー・ハ…