小市民ブログ

KelloggってMBAを出てアメリカで移民サバイバル生活をしています。サウナが好きです

アメリカMBA就活マニュアル(概論)

4月後半にアメリカで就職活動を決意、6月前半のKellogg卒業も経て、ようやく先週2社オファーを2社頂いたので、記憶が新鮮な内に自分の経験をまとめておこうと思います。

アメリカ就活MBAマニュアル」と銘打ちましたが、各就活プロセスをStep毎に解説していく、体系的な文章にはしないつもりです。プロセスをさらっていきたい場合は、他に素晴らしい記事を書いてくださっている人が何人もいるので、こちらで一部紹介しておきます。プロセス自体はインターンもフルタイムそんなに変わらない印象なので、いずれの場合も参考にできると思います。

過去の名作の劣化verを書くというよりも、自分は寧ろ、「アメリカ就活をするかしないか」という判断に関わるポイントで、日本語情報が少なそうな内容を、テーマ別にまとめていこうと思います。今パッと思いつくのが以下ですが、他に何か思いついたら追加していくかも知れません。

  • そもそも、Internationalがアメリカ就活を狙う場合、どんな企業群がターゲットになるのか
  • 「Country・Role・Industry」3軸を変えるのは難しいというが、それは何故で、業界ごとに違いはあるのか
  • 「日本人であること」を武器にして就活をするのは有効か

細かいプロセスについては書かないとしましたが、Justご参考まで、今後書くテーマ以外で感じた就活Tipsについては以下にざっと羅列しておきます。

Networking時は、Referralをとることをゴールにする

Networkingの目的は就活のOB訪問と同じで、①採用可能性を上げる、②(採用されたとして)その会社がBest fitかを測る、の2点だと思いますが、就活生の身からすると①の比重がどうしても大きくなります。アメリカの場合、実際に中で働いている人からのReferral(紹介)有無によって面接に呼ばれるかの可能性が変わってくるので、必ずとりにいきましょう。私は毎回、「Interviewに呼ばれる可能性を上げる為にどんな手段があると思うか?」と婉曲的な(感じの悪い)質問を必ずしていましたが、相手もすぐに察して、Hiring Managerにメール打っとくよ!とか、会社のFormからReferral出すよ!と言ってくれます。

Referral経由で採用が決まるとIncentiveが出る会社もあると聞いたこともあり、感謝はしつつも、お互いにメリットがあると想定して、積極的に伝えて良いと思います。

Resumeは少なくともRole別に分けて作る

ResumeはJob descriptionに記載されているResponsibility/Who we're looking forに自分がマッチする人間だよ!ということを出来る限りアピールするというゲームです。Roleが違うとJob descriptionの記載内容が大きく変わるので、最低でもRole別に作成するのが吉でしょう。ResumeでのスクリーニングはAIがやっていたり、人間がやっていても一瞥して終わりと聞くので、Job descriptionに外れてそうな人間は速攻落とされると考えるべきです。

同級生と共同戦線を張る

同じく就活をしているMBA同期(含他校)と共同戦線を張りましょう。孤独な戦いになりメンタル面で厳しい場面がほぼ確実に来るので、愚痴をいえる相手がいるかいないかでメンタルヘルスが変わってきます。また、過去同じ選考を受けた友人に繋いでもらったり、Job openingを紹介し合ったり、面接練習したりと、仲間の有無によって成功可能性は大きく変わります。良い人を見つけたら、毎週等、定期的にZoomしたりすると良いと思います。

ストレスマネジメントの手段を見つけ、毎日の習慣にする

筋トレ、散歩、音楽、絵を描く、料理等何でも良いのですが、就活から完全に頭を離して没頭できるような時間をもつのは大事です。

自分の状況をオープンにし、ヤバい時は騒ぐ

就活関連でエグッている人なんてのはMBAにおける風物詩みたいなものなので、自分程人生エグッている人間はいないと思っても、人に話すとOne of themに過ぎないことに気づきます。また、皆そういった人に手を差し伸べることに慣れているので、学校のSlack等でヘルプを求めたりしていると、意外と多くの人がコンタクトしてきて、人の紹介や面接Tipsのシェア等、助けてくれます。

今思いつくのはそんなところでしょうか。こちらの記事はこの辺に留め、次の記事以降、いくつかのテーマ毎にアメリカ現地就活について書いていきたいと思います。