小市民ブログ

KelloggってMBAを出てアメリカで移民サバイバル生活をしています。サウナが好きです

アメリカのサウナ文化:ニューヨーク(NY)のサウナ

President Dayの3連休を使いNY旅行という名のサウナ旅行に出てきたので、マンハッタン周辺にあるサウナについて感想を書いていきます。この記事を読んでいるサウナーの方は既にアメリカでのサウナ検索方法について熟知頂いているものと想像しますが、不案内な方は以下記事のご一読をおすすめします。

さて、いつもの要領でNYでRussian Saunaと検索すると、マンハッタンで2件、ブルックリンで3件、クイーンズで1件のサウナがヒットします(更に、ニュージャージーにも数件あるみたいです)。他都市では考えられない充実具合。。。流石、アメリカの最大都市です。Wikipediaによると、北米・南米で、ロシア系の数が最も多い都市でもあるそうです。

Russian Americans in New York City - Wikipedia

この内、ブルックリンのBrooklyn BanyaとマンハッタンのSpa 88とRussian & Turkish Baths(後者は以前訪問)を訪れたので、感想をメモしていきます。

Brooklyn Banya
公式HPより
  • サウナはDry Sauna、Wet Saunaとスチームルームの3つ。Dry saunaは15人ぐらい、Wetは10人ぐらいのキャパ?
  • 昼の12時ぐらいに訪問したのもあるが、マンハッタンの2件に比べて圧倒的に空いていたのが良かった。施設内公用語は完全にロシア語。地元の銭湯を訪れた外国人観光客のような気分になった。妻がロッカールームから出てくるのを待っている間、妻は「あなたのBoy friendが下で待っているわよ」とロシア系のおばさまから絡まれまくったらしい。
  • 家族経営の様なテイストで、マンハッタンの2つほど施設は充実していない。が、Dry SaunaもWet Saunaも出力あり、体感90度を超える。水風呂もしっかりしているので、必要十分ではある。唯一、レストランが空いていなかったのは少し残念だった(雇っていたシェフが1ヶ月前に辞めちゃったのよと、受付のおばさまが教えてくれた)。
  • ロッカーを間違えやすいので要注意。間違えて女性ロッカーに突入してしまった(誰もいなくて良かった)。妻によると、他にも男性がロッカールームに入ってきたらしい。
  • 時間が無かったので開拓しなかったが、屋上が整いスポットとなっているらしい。
  • ブルックリンにやけにRussian Saunaが多いので調べたところ、ブルックリンの海沿い、 Brighton BeachとSheepshead Bayはロシア系の人々が集中しているらしく、特にBrighton BeachはLittle Odessaと称されるほど。Brooklynの後2つのサウナはロシア系が多い地区にある為、一層ローカル感が強いのかもしれない。
  • Google Mapで評価が微妙だったので心配したが、総論、めちゃくちゃ良かった。サウナは2つともサウナー仕様。水風呂は体感17℃ぐらい?ラクーアの水風呂ぐらい。価格が60ドルと、日本人的にはひっくり返る様な値段であるが、NYCのサウナのインフレ率は凄まじく、2024年現在ではこれぐらいが普通な模様。
  • 現金しか受け付けていないので注意。店内にATMはある。
Spa 88

  • ウォールストリートにあるスパ。アクセスがすこぶる良い。それ故Brooklyn Banyaとは客層が大きく異なっており、施設内の世界地図に客が出身地にピンを置いていっていたが、日本含め、世界中から人が訪れていた。
  • 入口は狭いが、施設内は意外と広い地下空間が展開している。中二階?には食事スペースやプールがあったりする。
  • サウナは4つ?メインのStone Heated Saunaの他、温度低め湿度高めのShvitz、遠赤外線サウナ、スチームルームがある。Stone Heated Saunaの最上段は相当に熱く、ロウリュウを開始する人がいると、草加健康センターを彷彿とさせる熱気となる。
  • 水風呂は公式に依ると11℃程度。水深140−150センチぐらいと、ハードコアな温冷交代浴が楽しめる。
  • 価格は平日59.75ドル、土日64.75ドル。
  • こちらも、総論すこぶる良いサウナです。場所柄混雑するのと、サウナ自体はStone Heated Sauna1強の感が無きにしもあらずだけど。

公式HPより

公式HPより

Russian & Turkish Baths
公式HPより
  • 1892年創業の歴史あるサウナ。
  • こちらもアクセスが良い。皆大好き、米国屈指の二郎系ラーメンのTabetomo始め、日本飯が集中するEast Villegeにあるので、Spa 88と並んで多くのサウナ好き日本人の、NYでの有力な選択肢となるはず。
  • 水風呂が公式で8℃。キンキンに冷えていた。
  • Men Onlyのタイミングがあるので、女性は要注意。
  • DavidとBoris、2人のオーナーが代わる代わる運営しており、どちらの日であるかに依って、客層が異なるらしい。"David weeks’ have digital swipe passes for admission and tend to attract the younger, Dimes Square set, while ‘Boris weeks’ are distinctly more old-school with paper or plastic punch cards and a larger proportion of the Russian and Jewish loyalists that have been visiting the baths for decades." 

    We visit the Russian & Turkish Baths in New York City | Wallpaper

  • 価格は60ドル。NYのバーニャはカルテルでも結んでるのかと思う。

  • こちらも混雑してたけど、とても良いサウナでした。NYのサウナ、レベル高い。

日本人のアメリカ移民の歴史

アメリカで生活しているとつくづく感じることとして、日本のバックグラウンドを持つ人がとても少ないということがあります。中国人やインド人の方が圧倒的に数が大きいのは人口比を考えると已む無しとしても、日本人より人口が少ないはずの、韓国人の方が遥かに大きなコミュニティを形成していることに気付きます。

それはそういうものとして流しても良いんですが、日本人の在米の移民はなんで少ないのか、過去を遡っても少なかったのか、日本人の移民はどこに渡ったのか、といった薄っすら興味を持っていたことを、サクッと調べてみたので学んだことを書き残しておきます。

元ネタは以下2つです。

第1章 前史 ブラジル移民がはじまるまで(1) | ブラジル移民の100年

日本人の移民の大きな流れ

日本人の移民は明治維新と共に始まります。鎖国と言うと海外からの影響を制限する方向でイメージしてましたが、日本の物品や人の輸出を制限する方向にも作用しており、江戸時代には日本の一般人が海外に移住することは無かった様です。明治元年、最初の移民の行き先は、アメリカに組み入れる前のハワイとグアム。その後ハワイ王国とは協定も交わされ、日本人の移民が19世紀後半に海を渡りました。移民の動機は、お金。

移民たちは移民募集人の宣伝を信じて、誰も彼も皆大きな夢に酔っていた。そのあるものは五年稼いで五万円持って戻るといえば、他の一人は、いや俺は十年おって十万円儲けるまでは帰らないと頑張った。もうそうした大金を握ったような風である

日系人の歴史を知ろう』より

明治期の農村は困窮を極め、子供も多い。都市化が進展する中でも、農村の余剰となった労働力を吸収するほどの仕事は無い。そんな中で、貧しい農村部の子弟が、一攫千金を夢見て、海外に渡った様です。行き先の人気は給料と比例しており、北米→ブラジル→ペルー、という順だったそう。

20世紀初頭、増加する日本人移民に対する懸念が広がり、日露戦争後は黄禍論も唱えられる様に。そして、アメリカ・カナダ・オーストラリアといった国々が移民を制限する方向に動く中で、代わりの行き先として目されたのがブラジルとボリビア。19世紀後半に奴隷制が廃止となったブラジルでは、プランテーションのOwner達が代わりの労働力を求めていました。移民して一攫千金を臨む日本人と安い労働力を求めるブラジル人のニーズが一致し、日本人の移民が20世紀初頭から増え始めました。Easy moneyを想像して日本の津々浦々から来たものの、実態は奴隷の置き換え。それに気づいた移民達は、次第に自分たち自身が農場を経営しないと豊かにはなれないと悟り、ジャングルを開墾。川に近いと米が取れると選んだ土地で、マラリアが蔓延して死者が続出する等、当初は大変な困難に見舞われるも、農場経営に成功する者も現れ始め、次第に経済力を伸ばしていった様です。

日本人のブラジル向け移民が急増したのは、1920年代。関東大震災後の救貧対策で政府が補助金を出し移民を奨励したこともあり、移民が激増。1925年から1941年までの間に、12万人ほどがブラジルに渡りました。1933年に満州事変が発生した多くの日本人の行き先は満州国となったことから、南米への移民は一服。戦後にブラジル向け移民は再開されるも、日本の経済発展とともに60年代以降は数も少なくなり、逆に80年代からはブラジルの不況を逃れ、ブラジルの日系人が日本に移民してくる流れが出来ました。

雑感

概ね経済状況で移民ニーズの大きさが決まり、受入国の政治状況で移民の数が決まる

冒頭に書いた問い、「日本人の移民は過去に遡っても少なかったのか」に対する回答は、明治維新〜戦前までは移民は行われており、特に1920年代は多くの移民が南米に渡ったことが分かりました。移民の動機はシンプルに経済的な事情であり、戦前の貧しい農村に対して、相対的に所得が高かった(少なくともその様に思われた)北米や南米への移住が行われました。一方、戦後の日本からの移民が増えなかったことは、日本の高度経済成長の帰結と言えそうです。

令和の現代に目を向けると、自分自身も給与水準がより高いアメリカに渡っていますし、日本でも「海外出稼ぎ」がテレビやネットで取り上げられることが増えている様です。給与格差が開いたので移民の機運は久方ぶりに日本社会で高まっているとも言えそうですが、戦前とは出生率が全然違うので、海外で大きな日本コミュニティを形成するようなことにはならなさそうです(日本は寧ろ人手不足)。

移民が労働力を供給し税金を払うのは概ね受入国にもポジティブという考えがアメリカやカナダ、シンガポールといった移民が多い国では強いと思われますが、受け入れにも限度はあり、時の政治によって排他的な政策が取られると、一気に激減するということも分かりました。

ハワイを除くと、アメリカにまとまった移民があった時期はそんなに長くない

明治維新後に日本人の移民がスタートし、アメリカ本土行きの移民が増えたのは1900年頃。その後すぐに移民を制限する方向にアメリカは動き、且つ1930年代は前述の通り満州国への移住が増えたことから、戦前の日本人が、アメリカ本土に大挙して移民した時期は然程長くない様です。日本人の移民が歴史的にピークを迎えた1920年代、北米行きのルートが断たれていた日本人は南米に流れました。他の国の移民の歴史は調べられていませんが、戦後、政治的・経済的な理由で大勢の移民が押し寄せた/押し寄せている中国やインド、ベトナム中南米とは、かなり様相が異なると想像されます。勿論、仕事や結婚等でアメリカに移る人は一定程度はいつの時代もいたのでしょうが、国内の状況に起因して一斉に人が流れていく移民とは、コミュニティの形成され方も違いそうです。絶対数もそうですが、在米の日本人の連帯感が弱い背景には、個々人特有の事情でアメリカに移ってきているケースが多いから、という仮説も立ちます。

情報ソースを分散していないと、プロパガンダに人は簡単に流される

ブラジルの日本人移民の歴史を追っていると、根拠の乏しい情報に踊らされる人々が多数現れます。太平洋戦争開戦後、蚕をアメリカに売っている人間はアメリカの軍服の素材で金儲けする「国賊」として、「天誅組」というグループの襲撃にあったそうです。特に印象深かった事件は、日本語の「勝ち組」「負け組」という言葉の語源となった、第二次世界大戦後の混乱に関わるものです。日本の敗北を告げる玉音放送はブラジルでも聞かれたそうですが、そういった情報を都合よく解釈し、日本は本当は敗戦していないと信じたグループを「勝ち組」、敗戦を受け入れたグループを「負け組」と読んだそうです。戦争下、邦字新聞が廃刊となり、唯一の情報源が日本語で華々しい戦果を発信するラジオ放送。ブラジルでも敵国人として扱われ差別に遭う中、多くの「勝ち組」は日本語情報を信じ続け、逆にその他の情報を受け付けなかった言います。一方、「負け組」の多くは現地の情報にも触れる知識人が多かった様です。驚くべきは、「勝ち組」が日系人全体の9割にも上ったと指摘されていることです。

インターネットの世の中とはなりましたが、同様のリスクは現代にも潜んでいる様に思います。過去、留学していた時に中国でテレビをつけると日本軍を打倒する中国軍もので溢れてましたし、日本のニュースにおける中国の扱いも好意的とは言えないものが多いでしょう。アメリカでも、右寄り、左寄りで扱うニュース違えど、反中国、反露といった点では一致している様に思います。

移民家庭のアイデンティティは世代によって大きく異なる

ブラジル移民の親世代はゴリゴリの日本人。子供も日本人として育てられるも、「日本人でありブラジル人」といったアイデンティティを形成し、更に世代を下ると、日本という部分がどんどん小さくなっていく様が読み取れます。「日本」という国としてのアイデンティティが薄まる一方、人種は個人についてくるので、人種としてのアイデンティティが残っていくのかな、とも思います。アメリカにいる白人の多くは、アイルランド系とかドイツ系というより、白人のアメリカ人と自認している様に、アジア人も徐々にアジア系アメリカ人、という枠組みで自己を捉える人が多くなるのかな、と思いました。

(追記)アジア各国からのアメリカへの移民の数

上記を書いてから、興味を持ってアジア各国からの移民の数と、各種データソースから集めてグラフにしてみました。手打ち部分もあるのでデータの質は保証できませんが、トレンドを抑える上で結構面白いデータだと思います。ソースは全部は載せませんが、以下の様な、ネットで見つけたUSのCensusから数字を拾っています。

https://digitalcommons.kennesaw.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1090&context=jgi

まずは戦前から。ゴールドラッシュの最中、カリフォルニアでの鉱山での労働に従事した、中国人の移民が19世紀後半に増えます。が、1882年のChinese Exclusion Act成立以降、中国人移民の数は頭打ち。その後、1900年頃から日本人の移民が増え始め、1910年には中国人移民の数を上回る。1924年にImmigration Actが成立し、日本からの移民の頭打ちに。戦前は、韓国系、インド系の移民はかなり限定的なものだった様です。

続いて戦後。1970年までは日本人が最大グループだった様ですが、1980年に中国人に抜かれ、2019年時点では中国系、インド系、韓国系よりも日系の数はかなり少なくなっています。アメリカの移民政策が大転換を迎えたのが1965年のImmigration and Nationality Act。この法律の成立前はアジア系の移民は制限されていましたが、その制限が廃止となり、以降、中華系、インド系の移民が激増します。

日系移民の数が戦後然程増えなかったことは私自身の想像が入りますが、1965年といえば日本は高度経済成長の真っ只中。2000年代に至るまでアメリカとの所得の差は然程大きくなく、移民するインセンティブが相対的に弱かったことが想像されます。2024年となりアメリカとの所得格差は足元大きくなってきていますが、少子化・言語面でのハードル・治安含めた生活面を考えると、今後も日本人の移民が劇的に増える可能性は小さそうです。韓国も同じ道を辿ると思われ、続いて中国の移民も頭打ちになるのかもしれません。

日本の英語教育で育った大人が、発音をどうやって改善するか

How I built thisというポッドキャストで、発音矯正に取り組んだアルゼンチン人の起業家の方の話を聞いて、最近発音矯正に取り組んでます。以前発音に取り組んだのはMBA渡航前なのでもう3年以上も前。このトピック、個人的に強い思いがあり、且つ役に立つ情報が日本語であまり出回っていないとも感じており、思うところを書いていきます。

そもそも、なんで英語の発音を良くしたいのか。実際的な理由として日本人発音の英語だと理解してもらえない、TOEFLやIELTSで点数が出ないといった話は勿論あるんですが、個人的には英語が流暢に見えて格好良い、逆に英語が上手いと思ってもらえず悔しい思いをした、というところがあります。「発音が綺麗で流暢なのは幼少期から海外で過ごした帰国子女だけ、大人になってから勉強している人間はどこまでいっても日本人発音」という構図、多くの人は疑問にも思わないのではないでしょうか。そして、どれだけ話せているかで、人はその人の英語のレベルを判定します。TOEIC何点とか英検1級とか知ったことではないのです。

自分自身、チビチビ日本で英単語帳で勉強してきて、「学生時代は英語を勉強していた」という如何にも駄目そうなガクチカで総合商社に入社したのでそれなりの自負もあったのですが、自分が英語で話すところを聞いた商社時代の上司からは全然大したことないな、という反応を受けたことが何度もありました。

こんなこともありました。当時私がいたシンガポールの駐在先では、ことさらに日本人発音を強調しつつゆっくりと現地社員で話す、という謎の風習がありました(全力で頑張って英語できてないと周囲に観られると、恥ずかしいからというのが恐らくの理由)。この現場を知人の帰国子女女性にたまたま目撃され、「あいつは英語がクソ下手だ」と後日飲み会で弄り倒され、袖を濡らしたこともありました。そんな時、「俺はTOEIC…点だぞ!英検…級だぞ!」と反応するほど悲惨なことは無いので、何を言われてもウワァ…と、ちいかわになるしかないのです。

前置きが長くなりました。言いたきは、実利だけでなく、ファッションというか、周囲からの見られ方みたいな部分も、非本質的ではあるんですが、正直あるよね、という話です。日本人は特に発音で人をジャッジする傾向が強いですが、アメリカ人相手でも発音が悪いと格下扱いされやすいのも悲しいですが現実です。そんな点を踏まえて、今日は自分が思う、日本人が発音で意識したほうが良いと思うポイントを書いていきます。

アクセントが無い母音の多くは、力ない「ア」で発音(所謂シュワ音ə)

個人的に思う、カタカナ英語と実際の発音のギャップを生む最大要因がこれです。英語はスペリングと発音が違う言語ということは皆さん知っているとは思いますが、日本人が思っている以上に我々はカタカナに引っ張られています。例えば、Universityという単語。スペルに基づいて、「ユニバーシティ」とカタカナで表記され、多くの人が実際に「ユニバーシティ」と発音しているのではないでしょうか。

が、この単語を発音インフォというサイトで確認すると、jùːnəvə'ːrsətiと書いてあります。このサイトの「発音の目安」というところでは、「ユゥーナァヴァーサァティィ」とあります。私的には、「ユナバーサディ」が直感的につかみやすいと思います。「ユニ」ではなく「ユナ」、「シティ」ではなく「サディ」が近いです。

universityの発音記号と読み方: 英語の発音インフォ

こんなことが発生するのは、この単語のアクセントがverにあり、最後のTiを除くそれ以外の母音はシュワ音となっている為です。Universityに限らず、アクセントが無い母音の多くが、英語ではシュワ音、日本語で説明すると力なく発音した「ア」みたいな音になります。厳密なルールや例外等は後で紹介する本を読んで頂くとして、とりあえず「アクセントが無い場合の母音はアになることが多い」というのを頭の中に入れておくと良いと思います。パッと思いつく、同様にカタカナ英語に引っ張られているシュワ音単語として、Anniversaryとかもそうですね。

anniversaryの発音記号と読み方: 英語の発音インフォ

Rの発音は手前の母音に干渉する

個人的に思う、カタカナ英語と実態が乖離する原因の第2位がRです。子音の中でも、RとTは特殊要因が多いので英語のきちんとした本で学習することをおすすめします。日本の発音本できちんとした本は、残念ながら見たことがありません。

そもそも、Rの存在をカタカナではすっ飛ばすことも多いのでは無いでしょうか。「エクササイズ」はExcercise、「サバイバル」はSurvivalで、手前の母音と引っ付いてきちんとRの音を出さないとおかしいです。

で、この手前の母音とRがくっつく時のルールとして、①アクセントの無いer、ir、ar、ur、orは同じərの発音となることと、②ərとarの区別がつけられるようになれば良いでしょう(Orは流石に区別がつく)。

まず①から。Cooler、Firm、Effort、Calendar、Turnで、全て母音+rの発音は同じです。口を小さめに開けてR音を出します。②のポイントとして、Arにアクセントがある場合、Erとは違って口を大きく開けてR音を出す必要があります。FirmとFarmはどっちも「ファーム」と表記されますが、音の出し方が違うんですね。

最後に、Rが手前の母音に鑑賞しつつ、子音としての発音されるケース。SorryとかFuryとかですね。Sor-Ryといった格好で、Soreと最初に発音、その後Riの音を出す様に、Rが一人二役を負っていることに注意が必要になります。

T、アクセントがない場合はDとして発音されるケースが多い

Rに次ぐ問題児がTで、最もアメリカ英語らしい変化の一つ、T→Dの変化があります。WaterのTerの部分が「ダー」と聞こえるやつですね。アクセントがない場合のTは、Dになるもの、と思っておいて大外れはしないはずです。上でも例に上げた、University等、「‐ity」は名詞の形として超頻出ですが、「アディ」の音となると思っておくと良いです。コンサルが好きな、Capabilityは「ケイパビリティ」ではなく、「ケイパビラディ」の方が近いです。

Tはその他に、発音がスキップされるケースが多いです。単語の最後がTの場合(Cutとか)はスキップされたり、Lately、PortfolioとかもTがあるところは間を置いて、発音しなかったりします。

変則的なスペルの母音を覚えておく

最後、母音に騙されるタイプのスペルを覚えておくと、発音を間違える可能性が減ります。a、æ、əはどれがどれだったか忘れやすいです。Talkは日本語でも「トーク」とされていますが、よく考えるとalなのにaと発音されているのは不思議です。Law等のAwもaで同じ。Knowledgeもナーリッジみたいに、aで発音します。このスペルだとこの母音になることが多いんだな、というのが頭に入っていると覚えやすいです。

おすすめ改善方法

上記が、パッと思いつく、日本の一般的な英語教育/教材でカバーされておらず、しかしながら伝わる英語を話すために大事だと思われるポイントです。上記は知っているかどうかでかなり雰囲気が変わると思います。勿論知識だけではなく、R・L・THといった音自体が上手く出せるようになるかという、反復的な取り組みが必要になるものもあるんですが、日本人の発音が悪い理由としてはこういったスキル的な面よりも、上で挙げた様な知識不足による方が大きいと思います。

最後に、発音を実際にどう改善していくかを書いていきます。言うまでもなく私も改善中の身ではあるのですが、参考になる方がいれば嬉しく思います。

大きく分けて、改善は①知識の習得、②他人からフィードバックを受ける、の2ステップになると思います。知識の習得は洋書がおすすめです。以下は、自分が読んだ中でも分かりやすく、特にAmerican Accent Trainingはこの領域の定番本と言われています。複数載せましたが、どれか一冊でも全然良いと思います。

②のフィードバックを受けるというポイントは、外部サービスの活用をおすすめします。AI系のツールが出ているのも目にするのですが、個人的にはあまり効果を実感できなかったので、アメリカ人から直接フィードバックを得られるサービスの活用をおすすめします。手軽で安いのがSpeechilingというサービス。アプリに英語を吹き込むと、24時間以内にアメリカ人から「…の音がおかしい」と指摘を受けることが出来ます。もう一つはまさに自分が今やっているものですが、Accent Advisorというサービスで、週39ドルで25分×2回、発音専門で教えているアメリカ人から教えてもらうことが可能です。何度も書きますが、日本で読んだ発音本や、発音矯正サービスはあまり良い思い出が無いです。

本日はこんなところで。

2024年の目標レビュー(1月)

2024年一発目、やっていきます。

1.Core Businessの主要機能に異動する

→90点。会社のPortalから人を雇ってるチームのHiring Manager/Recruiterにコンタクトして、話を聞いている。ここまで5部署と話をして、良い感触と思われるチームもある。今の会社の場合、Hiring Managerがプロセスを進めたいと思う場合、現チームのManagerに連絡して仕事ぶりを聞く、という流れになるらしい。社内の異動については、全プロセスが完了したタイミングで記事にまとめたいと思っている。

”Core Businessの主要機能への異動”と銘打ったものの現時点ではコンセプトが異なる就活を2つ走らせている感覚で、オファーの状況を見て最終的にどこに行くか決めたい。1つの軸は、会社のBest Practiceが蓄積されたCore Businessで、利益に跳ね返る機能の意思決定を握る部門、定量分析多めなら尚良し、というもの。今の会社の競争力の源泉はこうした領域にあり、人も優秀で、自分のスキルセット的にも比較的活躍しやすいんじゃないか、と見ている。もう一軸は全く別で、将来起業するのにつながる経験、スタートアップ的な新規事業開発をやっているところも面白いと思っている。が、こういった部門は知見が蓄積していなかったり、社内でのキャリアの築き方が難しかったり、Job securityが低かったりとマイナス面もあるので、最終的に身の振り方を決める前に、Manager以外のチームメンバーにも話を聞いて正しい期待値を持った上で異動したい。

就活の思わぬ副産物として、英語が少しうまくなった気がする。普段アメリカ人と話す時は自分が聞き手に回る時間が長いことが多い一方、面接の場合は自分が話す時間が長い点、面接官の話を聞き逃さまいと真剣に聞こうとする点、色んな人と初めて話す点、あたりが要因と思われる。

2.Meetingのファシリテーションとプレゼンを卒なく出来るようになる

→60点。プレゼンで意見発表する場が0に終わった一ヶ月であった。所属組織の再編だの偉い人が半ば組織を逃げる様に異動するといった出来事が続く中で、自分に限らず仕事が進みづらい環境が続いている。そんな中、昨日Xのタイムラインに流れてきたNoteがとても良かった。色々メッセージがあるが、自分は「人に振られた仕事をやるのではなく、自分がやるべきと思ったことを、徹底的にやってアウトプットを出すべし」というのがコアメッセージと受け取った。徹底的にというのがポイントで、全力を注いで己が信じるアウトプットを作ることで、周りからの信用を得る。更にそこで得た信用を梃子に新しい仕事を…と、良い循環を回す中で仕事は面白くなっていく。

正直なところ、近々部署動くだろうし、しばらくプロジェクトまともに動いていないし、上司の問題解決力一般に疑問を感じている中で流して仕事をしていた節があったが、来週は久々に仕事を上司以外にシェアする場面があるので、心血を注いで頑張りたい。

3.職場のSocial Eventに毎月1つ以上参加し、社内事情に詳しくなる

→70点。今週はSocial Eventが沢山企画されており、毎日のようにフロアでジェンガをやるなりマフィンを食べるといった時間が設けられていた。クソダサいのを承知で書くと、そもそも気が進まない中で異動も近いだろうといったことを言い訳に、Phone Roomという自習室的なスペースに逃げ込んでいた。

一方で、隣の部署のDirectorが異動するということで催されたFarewell partyには重い腰を上げて参加。自分が声をかけて立ち上げ、ジリジリとメンバーが増えている(現在10人)会社のJapan Communityでは、他の都市に住んでいるメンバーが出張で来ていたので皆で食事したりもした。部署のイベントバックれはあったものの、総論としてはぼちぼちというところだろう。

4.月に1回は家族で観光っぽいことをする

→75点。DCのCapitol Tourに参加。それ以外の週末は大体友人宅にお邪魔していた。2月のPresident Dayの3連休はどこか旅行したいな。

5.奨学金を通じて地元の高校生の留学を支援する

→80点。1月前半に説明会を実施したのと、募集を締め切った。説明会を開催することで、応募の集まり状況が読める様になったので、来年以降も継続したい。

応募の集まりについては、昨年の一次募集よりは良かったが、未だ物足りない感がある。年末という時期がいまいちなのか、より有効な宣伝チャネルを作るべきなのか。高校に説明会に出向いていったりしたら応募は増えるんだろうけど、労働集約的というか、もう少し上手いことできないかな、とも思ってしまう。2月に向け奨学金の選考は実施しつつ、長い目でどうしていくかは教育界隈の人に話を聞いて頂いたりしつつ、考えていきたい。

6.一度限界まで筋肉量を増やした上で、減量する

→75点。1月半ばになって、やっぱり減量した方が良い気がしてきたので方針転換。1/20に78.9キロまで増やしていた体重を、1/27現在76.7キロまで落とした。腹筋が割れていることが分かるぐらいということで、体脂肪率10%近傍まで絞りたい。となると、あと10キロぐらい体重を落とすイメージとして、1ヶ月2キロのペースで落とす。食事はアルコール・お菓子厳禁、朝食と昼食でいつも食べている食事のカロリーを削るとともに、土日に朝Runして様子を見る。

7.移民や起業家の人生に焦点を当てたコンテンツを作る

→60点。特に進展は無し。よく遊んでいる日系アメリカ人の友人の家に行った際に、彼の友達のヨルダン系アメリカ人の女性と知り合った。彼女のお父さんはヨルダンから移民してきた後、ワシントン・ダレス空港で清掃員としてしばらく働いてお金を食べた後にバッファローウィング店を開店し、現在バージニア州で4店舗を展開しているらしい。今度店を訪問したい。

移民・起業家に限らず、ブログ記事を1月は全然書けなかった。1月初は時差ボケで体調不良だったのもあるが、漸く土日に良いリズムで過ごせるようになってきたので、2月はもう少し記事を書きたい。

8.日米以外の国1カ国、新しい州3つ、新しい国立公園1つ訪問

→0点。今月は実績なし。

9. 過去からの大切な友人と最低1度はキャッチアップ

→70点。Kelloggの後輩がDC駐在開始ということで、飲み会が催された。日本時代からの友人とキャッチアップする機会は1月は無しだけど、12月に会ったばかりだからそんなものと整理。

10.月に5冊以上本を読む

→80点。1月は4冊でペースはまずまず。ジムの休憩時間、ランチタイム、寝る前等の時間に読書する習慣が定着していて良い感じ。毎週末電車で出かけるルーティーンが出来れば、電車内で読書する時間も増えると思う。ネットサーフィン・SNSに時間が取られすぎていると感じて、iPhoneのScreen Timeの設定で、すべてのアプリの利用時間を1分/1日とすることで、起動の度に1分使う/15分使う/その日1日使うの三択を迫られるようにした。その結果、Chrome等は調べ物があるときのみ15分使うだけとなり、読書に振り向ける時間が増えたと思う。

1月はこんな本を読んだ。こういう本は、読みながら自分を顧みて、何かその場でとれるアクションに移すとメリット大きいですね。実験で毎日テトリスをプレーすることを強制すると人間周りの物体をテトリスのように積み上げることを想起する様になるらしく、会計監査の仕事をしていたら揚げ足をとりやすくなったり、日々の仕事での考え方の癖は日常生活にも及ぶことが分かっているらしい。

11.英語力改善

→90点。社内就活と読書、発音矯正が奏功して、改善幅が大きい月だったと思う。Accent Advisorで自分が間違えやすい音、母音を勘違いしている単語等の指摘を受けることで、少しずつ改善が進んでいると思う。指摘されたことはたまに振り返って、こんな感じで言語化して自分に意識させるようにしている。

ついでにこれを機に発音本を久々に読もうと思って以下を購入。まだ出だししか読んでいないが、きちんとした方が書いている雰囲気がある。大学受験や英検を経てアメリカで現在働いている身として日本の英語教育について思うことは死ぬほど沢山あるのだが、発音はその最たるものなので、きちんとした本も読んで自分の考えを整理したい。いつか、日本のクソみたいな英語教育の改革に携わる様な仕事が出来れば、という野望を密かに持っている。

12.英単語帳を出版する

→65点。亀の如き進捗だが、重い腰を上げて10例文作った。あと50例文ぐらい作れば例文セットの第一項は完了するので、2月は毎週10例文をノルマとして頑張る。

13.アメリカでの不動産投資について勉強する

→50点。ほぼNo Actionだったが、流し聴きしたこちらは入門編として良さそうだった。今だと知識が無さすぎて内容についていけなくなるので、勉強し始めたら再度聴きたい。

14.アメリカの定番コンテンツに触れる

→80点。同僚と話して、アメリカで定番の映画とドラマのリストを作成。Back to the futureを観たのと、Successionを観始めた。毎週金曜日の夜を基本として、妻と鑑賞したい。

15.自動車運転

→70点。日本の免許は持っているのだが恥ずかしながら免許取得時以外に公道運転経験のないペーパードライバーなので、自動車運転を目標に追加。運転をいつもしてもらっている妻からのプレッシャーも日に日に強くなっている。彼女の圧力に負けて自動車を買ったのだが、今度はそれが運転しろという圧力に転じている。辛すぎる。

自動運転の普及まで逃げ切るという魂胆だと時間軸がやはり合わないようなので、遺憾ながら今年の目標に追加して月一回振り返る機会を作ることとする。今月は、居住地での運転免許取得に向けて手続きを開始した。

1月の寒波ではDCもすっかり雪景色に

2024年の目標

前回記事の対になる記事として、2024年の目標を書いていきます。今更ですが、このシリーズは誰が読んでいるのか(そもそも読んでいる人がいるのか)すら定かではないですが、自分にプレッシャーをかける為に今後も続けていきます。

1.Core Businessの主要機能に異動する

仕事系の目標はいずれも、2025年に高評価を獲得するための地ならし、という位置付けになる。まずは、layoffリスクが相対的に低いと思われ、会社のBest practiceが蓄積しているCore businessの主要機能で定義されるチームに異動したい。足元の環境ではポジションが限られるので、社内で多くの人にアプローチして情報収集から始めたい。カジュアルに動き始めていることは、今の上司にも共有しておく(他の人から漏れ聞こえる方が印象悪そうだし)

2.Meetingのファシリテーションとプレゼンを卒なく出来るようになる

1対1で仕事を進めていくことや少数でのミーティングには慣れつつあるものの、会議の仕切りは未だにぎこちなく、言葉が出てこなくて助け舟を出してもらう場面がある。プレゼンのQAはマシではあるが、日本語と同じパフォーマンスとは言い難い。用意したプレゼンや自分が回した分析の共有等、準備で9割カバーできるものは問題ないが、より動的な、その場で情報処理して適切に返すことにはまだ課題がある。
場数を踏むのがベスト且つ不可避の改善方法と考えるので、機会を自分で作ること、また獲得した機会を大切に取り組みたい。

3.職場のSocial Eventに毎月1つ以上参加し、社内事情に詳しくなる

Kellogg時代や入社当初よりは、英語も改善し多少知り合いも出来て状況はよくなってはいるが、Social Skillはアメリカ人とは比べるまでもなく、比較劣位となっている。社内事情に精通したり、疑問を誰に聞けば良いか把握しておくことのパワーは万国共通なので、目標の1つとして設定しておく。この項目に少し関連して、メンター/スポンサーを見つけたいと思っており、良き出会いがあると良いな、と思う。

4.月に1回は家族で観光っぽいことをする

DCでの生活基盤と家庭円満に代わる項目として、定量的に結果が見えて、家庭の状況を世界に公開し過ぎない項目に変更。日常を過ごすだけではなく、月に一度以上は少しイレギュラーな外出を入れて、DCエリアでの生活を妻と楽しみたい。

5.奨学金を通じて地元の高校生の留学を支援する

これは去年に引き続き。アメリカ人の友達が、Facebookの投稿を見て、何か出来ることない?と言ってくれたので、彼女にお願いして高校生に対してアメリカのカルチャーについて話してもらおうかな、と思っている。去年に引き続き、自分と同世代の社会で活躍している人とのZoomも企画したい。奨学生対象の支援を増やす。
今後、人からお金を募って拡大するとか、取り組みをより外に発信するとか、より大きくしていく為にどんなアクションがあり得るかも検討したい。奨学金関係者の方等、周りと壁打ちしたい。

6.一度限界まで筋肉量を増やした上で、減量する

2023年のTakeawayとして、筋肉を増やすには沢山食べて沢山トレーニングするしかないというシンプルな気づきを得たので、同じ方向で2024もトレーニングを進める。一度しっかりトレーニングすると、あとは維持するだけになる印象(というかそれ以上トレーニングしても筋肉量がなかなか増えない)なので、そのレベルまで到達したい。
次回増量期には、背筋、二頭筋、肩、下半身について重点的にメニューを組む。 

7.移民や起業家の人生に焦点を当てたコンテンツを作る

これは最近振り返る中で、自分は移民や起業家といった、波乱万丈な人生を過ごした人の話を聞くのが特に好きだと気づいた。SFやサスペンス、アニメも嫌いじゃないけど、実際の人間が下敷きになっている方が、自分の琴線に触れることが多い。アメリカはこういったコンテンツがおそらく恐らく世界一充実しており、日本に向けて、自分が何か作れたら面白いな、と思っている。
そんな背景で、身の回りやX(Twitter)経由でアメリカで働く日本人にインタビューして、話をブログ記事にしたいと思っている。2024年中にはやりたい。

8.日米以外の国1カ国、新しい州3つ、新しい国立公園1つ訪問

昨年から継続。

9. 過去からの大切な友人と最低1度はキャッチアップ

昨年から継続

10.月に5冊以上本を読む

2023年は年間で50冊程度だったので、60冊を目指して、毎月5冊をターゲットにする。軽めの本を入れたり、休暇に合わせて一気に読まないと厳しそうだけど、とりあえず目標として設定。

11.英語力改善

昨年に続き、英語力だけを定点観測する目的で設定。

12.英単語帳を出版する

何度かブログで扱っている企画。2024年前半を目処に取り組みたい。

13.アメリカでの不動産投資について勉強する

これも昨年から継続。しばらくあんまり時間使えなさそうではあるが、とりあえず設定。

2023年の振り返り

毎月やっているのと同じ形式ですが、2023年を振り返っていきたいと思います。

1.ペイメント業界のBusiness Analystとしてトップ1%の仕事をする

→中央値:73点、標準偏差:10点。アメリカで働き始めて最初の一年としては、まずまずというところ。部門ヘッドやチームメンバーが退職を余儀なくされたり、職種まるごと消滅という事態を間近で目撃することになったが、慣れない環境でベンチマークレベルのパフォーマンスを上げた。この1年で学んだことは以下。

  • ペイメント業界のビジネスモデルの大枠理解
    Issuer、Acquirer、Networkとは誰で、どの様なビジネスモデルなのか。収益のドライバーは何で、どのドライバーを誰がコントロールしているのか。
  • SQLの扱い
    ビジネスサイドでRDBからSelect文でデータを引っこ抜いてくることについては、大きく不自由なく出来る様になった。時間が空くと未だにググりながらになるが、基礎的なQueryは一通り学べた(Group By、Order By、Row_Number() Over Partition By、Limit、Temp table作って複数のScript繋げていったり、サブクエリ等々)。データインフラ自体の知識や、そもそも社内のデータ環境(どこに何があり、元データは何か)の理解に今後は軸足を置く。
  • 同僚とのコミュニケーション
    多分これが一番大事。日本人が一人しかいない、手加減抜きのアメリカン環境でプレゼン+QAしたり、会議でファシリテーションしたり、社内の知らない人に時間もらって情報をとってくる等々、日本語でやっていた「仕事」という単語で括られるあれこれを、英語、それもアメリカドメ環境(自分が思うにグローバルよりこっちの方がキツい)で一応こなせる様になった。
  • 社内でのネットワーク
    これも大事。2024年にもっと頑張りたいところだが、2023年も成果はあった。会社の愚痴を陰で言い合える中国人やアメリカ人の同僚や、キャリアについて相談できる同僚、また年末に思い立って立ち上げた日本人・日系人のコミュニティの人達等、大切にしたいネットワークが少しずつ出来つつある。その背後には無数の悔しい瞬間(会議で使えない奴と思われてほぼ無視される、とか)もあるのだが、気にしすぎずに自分のペースで頑張りたい。毎回自分に言い聞かせているが、生まれ育ちがアメリカ、白人で新卒はコンサルや大手Tech/金融、みたいな人とは出発点が違う。寧ろ自分が一番大きなチャレンジをして頑張っているんだ、そっちと違って自分は移民して一人で全く慣れない環境で頑張っているんだ、と自分を慰め発奮させている。2024年は引き続き同世代のネットワークを広げると共に、上の世代で出来ればメンター・(更に難しいが)スポンサーと呼べる人を見つけたい。
  • 社内のキャリアについての理解
    社内でどんな仕事が出世コースで優秀な人が集まるとされているのか、そのコースにどんなルートがあり得るのか、ざっくりした理解が持てた。LayoffやFireを目の当たりにしたり、人事考課を経験したことは、資本主義社会について考える機会にもなった(雇われる立場はやっぱり弱い、とか)。
2.DCで家族で生活する基盤を築く

→中央値:80点、標準偏差:16点。10月に妻がDCに渡航してきてくれて、人生が凄くカラフルになった。日々の生活の小さなことではあるが、家に帰ったら電気がついていて、寝るまで話し相手がいて、出勤前には声をかけてくれて、土日は遊び相手が常にいる、という環境は本当に素晴らしい。アメリカでの暮らしはそんなに好きではない、と妻はよく話していたので心配もあったが、今のところ機嫌よく日々を送ってくれている様で安心している。車も買ったことなので、2024年は一緒に色々出かけたい。

3.地元の高校生を対象とした奨学金を設立する

→中央値:80点、標準偏差:16点。初めての取り組みだったが、無事高校生から応募が集まり、選考、支援、結果の報告会等、思っていたことを実現出来た年だった。毎年お金を出すだけの余力を持っておくことが前提になるので今後は一層気が抜けないが、毎年の恒例行事として取り組んでいきたい。
ブラックストーン創業者が著書の中で「大きなことをするのも小さなことをするのも労力は変わらないので、大きなことに挑戦すべし」と話していた。サムアルトマンも、近い趣旨のことを話していた様に思う。本件は小さなことの部類に属すると思うが、こういった取り組みをフックにして、より大きな取り組みに繋げていけたら良いと思う。思いつきをそこで終わりにせず、きちんと計画立てて周囲に働きかけることの重要性を取り組みを本件で学べたので、やりたいことを躊躇せず実行に移す人間でありたい。

4.筋トレを継続し、体重72kg、体脂肪率12%を達成する

→中央値:68点、標準偏差16点。思ったより点数が低いが、体感では肉体改造に成功した、良い一年だった。ベンチプレスが最大100kg超え、ラットプルダウンも95kgぐらいまでいけるようになり、上半身は去年と比較して見違えるようになった。部位別では、胸筋、背筋、三頭筋あたりは成長が大きかった様に思う。来年は一旦75kgまで落としてから、一気に増量して背筋、二頭筋、下半身中心に取り組みたい。

5.主要メディアに記事掲載

→中央値:60点、標準偏差:37点。目標の性質上、何かあった月とそうでない月が明確に分かれるので、標準偏差が大きい。メディアに記事を出したいという目標が妥当か最近考えるところでもあるが、この目標に対してはまだまだ先が長いのが現状。ツテを辿ってアメリカ就活ネタを必死に売り込んだら何か出てくるかもしれないが、それって意味あったっけ、と思い始めた。それよりは、人が自分の話を聞きたくなる様な、面白い人間になる方が本質的に大事だと思う。
今年はサウナ関連でインタビューを受けたり、就活メディアにインタビュー受けたり、地元の教育委員会に意見を出す機会をもらったこと等が新しい経験だった。来年は人に話を聞いてもらうというより、自分から発信したい。英単語帳の出版企画、(上手くいくかは別として)形になるところまでやり切りたい。How I built thisを聞いていて、自分は他人の人生、特に移民や起業といった大きなチャレンジをした人の話を聞くことが好きだと感じており、またそういったコンテンツは圧倒的にアメリカが充実していると思う。日本でもビジネス関連は黒木亮先生の著作やプロジェクトXガイアの夜明け等あるが、中長期的に、何か自分も関われないかな、とぼんやり思っている。まずは身近なところで、アメリカに現地就職やら起業で残っている人のインタビューをして、ブログの記事にしたい。

6.ワシントンDCでコミュニティを広げる

→中央値:78点、標準偏差32点。土日遊ぶ友達は少しずつ増えてきた。今後は無闇に広げることに意味を感じないが、現地在住系が多いイベントやKellogg/Northwestern系のイベントは普段と違う刺激がありそうなので、意識して参加を増やす。

7.新しい国1カ国+新しい州3州訪問+国立公園1箇所訪問

→中央値:35点、標準偏差:43点。韓国に10数年ぶりに訪問。州はモンタナ、ワイオミング、デラウェア、アイダホは今年が初めて。国立公園はYellowstone, Shenandoah, Grand Tetonを訪問。性質上点も標準偏差も低いけど、思ったより達成出来てた。韓国訪問、10数年ぶりに2回目の訪問だったけど大変良い刺激だったので、目標は「新しい1カ国」ではなく、「日本とアメリカ以外の第三国」なら良いかなと思う。

8.過去からの大切な友人と最低1度はキャッチアップ

→中央値:75点、標準偏差:18点。2回長期で日本に帰国したこともあり、高校以来の近しい友達と定期的に会えている。

9.姿勢改善

→中央値:0点、標準偏差:19点。改善は一旦諦めた方が良さそう。

10.毎週1冊以上本を読む

→中央値:73点、標準偏差:11点。

11.家庭円満

→中央値:80点、標準偏差:10点。今年も妻とは引き続き仲が良く、とても良かった。重要項目ではあるものの、月次レビューに入れ込むのは微妙に思えてきたので、2024年からは外す。

12.英語

→中央値83点、標準偏差7点。この項目が中央値で最高だった。仕事がうまくいってもいかなくても、英語で働いている限り英語は確実に上達するのはアメリカ現地就職の良いところ。勤務を始めた頃は会議を聴き漏らすのが心配でGroup Transcribeを使って書き起こした内容を振り返ったり、逐一知らない単語をメモしたり、プレゼン後のQAでアワアワしていたことを思うと、大きく成長出来た気がする。リスニングは知っている分野の話なら大体聴けていて、いわゆるBarでの会話等はまだ制約あり、という感じ。
今年前半は、Twitterで呼びかけて集まった人と週1-2ぐらい英語で雑談するという取り組みを通じ、良き友達が増えた(夏休みを挟んで結局尻切れトンボとなったけど)。妻とも英語で話し、アメリカ人の友達とのSocialも増えたこともプラス。今年終盤には、洋書の多読が大事と改めて認識し、あとはAccent Advisorという発音矯正のオンラインコーチのサービスを開始した。取り組みの方向感は正しいと思うので、来年末はもっと流暢に話せるようになっていることを期待したい。

13.起業関連

→中央値33点、標準偏差:42点。英単語帳出版や不動産投資等のアイディア自体は良いと思うが、形にするまでに至らなかった。英単語帳は2024年前半、不動産投資は市況も良くなさそうなので2025年以降に手を出すイメージを持っている。

 

こうやって振り返ってみると、殆どの項目で進捗が見られた。月1ペースで振り返ることのパワーを感じる。来年以降も継続したい。

次はこちらの内容も踏まえて、2024年の目標を書いていきます。

先日訪問した、明洞の町並み



十数年ぶりに韓国を訪問した感想

メリークリスマス。世間は12月24日、一年の内最も浮ついた雰囲気になるこの日ですが、私は韓国ソウルを旅行しています。年末恒例の日本一時帰国中だったのですが、諸事情により今回は一人帰国となり存外に時間に余裕があったことから、お隣韓国に足を伸ばしてきた、という次第です。色々気づくことがあったので、以下に感想をまとめていきます(結構長くなる予感がします)。旅行に先立って、以下本を読んでいったところ大変参考になったのでおすすめしておきます。

街に若い人が多く、活気がある

日本以上の超少子高齢化社会、というイメージで訪問したが、ソウル中心部は10代、20代の若者で溢れており、活気があった。旅行者として渋谷や六本木みたいな場所のみを訪問しているので東京とのフェアな比較は土台無理ではあるものの、東京より(イコール日本の平均より遥かに)社会の重心が若い世代にあると感じた。

ググってみたところ上記はデータと整合的で、65歳以上の人口比率が日本は28.7%に対し韓国は15.8%と大きな開きがあった。韓国の出生率が日本を下回り始めたのは2000年代前半ということなので、今の20代までは日本よりも厚みがある。人口動態の違いが街の雰囲気、ひいては新しいものを受け入れたり、創っていく社会としての勢いの様なものに繋がっているのかも、と感じた(ただ、今後10、20年で韓国も急速に老いていくので、雰囲気は大きく変わるのだとも思う)。

図録▽韓国の人口ピラミッド

韓国の出生率、22年は過去最低の0.78 OECDで最下位 - 日本経済新聞

東京より外国人労働者、旅行者が少ないと感じた

上記の通り前提が少し違っていたのだが、当初自分は韓国は日本同様の超少子高齢化社会と思っていたので、その上で経済成長が続いているのであれば、当然移民も日本より多かろう、と想定していた。実際は、Uberの運転手やコンビニ店員、ホテルの清掃員といった、アメリカどころか日本でも外国人に置き換わり始めている仕事も韓国人が従事しており、思ったより移民が少ないと感じた。また、外国人旅行者も目にしないということは無いが、東京や大阪と比較するとそんなに多くないように思われた。

まず外国人労働者から見ていくと、韓国は92.3万人、日本は182.3万人で、人口比で直すと大体同じぐらい。日本も多くは無いので大きく違和感は無いものの、体感では韓国の方が少ない背景は不明。工場等、一般の人の目に触れないところに多いのかも知れない。

Statistics Korea’s Survey Shows 1 in 3 Foreign Workers Earns 3 Million Won per Month - Businesskorea

「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和4年10月末現在)|厚生労働省

旅行者についても体感は間違っておらず、2023年10月は韓国は123万人、日本は252万人と、2倍以上の開きがあった。ソウル以外訪問したことすらない自分にはフェアな比較は出来ないものの、確かに観光の見どころ自体は日本の方が多い気がする。

Foreign visitors to S.Korea on course to top 10 mn milestone - KED Global

https://www.reuters.com/world/asia-pacific/japan-sees-252-mln-visitors-oct-exceeding-pre-covid-levels-2023-11-15/

物価、明らかにソウルの方が高い

東京・ソウル共に4つ星ホテル(のなるべく安いところ)を探して予約したところ、東京では1.5万円程度のところが見つかった一方、ソウルでは3万円弱の出費となった。ケンタッキーでセットを頼むとソウルでは1,100円もした。「円安だから一時的」という指摘も(妥当性は置いておいて)有り得るが、そんなレベルでは無い差といって良い。以下、Cost of living comparisonなるサイトで比較しても、東京よりソウルのほうが大分高く、体感にも合う。

Cost of Living Comparison Between Seoul, South Korea And Tokyo, Japan

テクノロジーを活用した省人化が進んでいる

ソウル中心部でフラっと入ったカフェ、50−60人ぐらい入るキャパがありそうな大きなカフェだったのだが、2人で回していた。注文とレジの手間を、店内のクソデカ端末で客に入力させることで省力化している様だった(表示が韓国語だけで難儀したが)。適当に入ったキンパの店やKFCも同様だった。こういったテクノロジーの活用が生産性向上に繋がっているのだろう。

看板や音声案内が英・日・中併記となっていて便利

街中で見かける看板や駅の音声案内が、英語だけなく中国語・日本語表記されているパターンが多かった。日本で韓国語・中国語の看板を見るよりも遥かに多い。旅行者数で行くと中国・日本・台湾がTop3らしいので合理的ではあるものの、日本にしたって中国・韓国・台湾が上位3カ国になるのだから、同様の配慮をしても良いように思う。観光立国を目指すらしいし。

訪日外国人動向2023 - 観光統計 - JTB総合研究所

クソ寒い

夏の東京がベストシーズンではないのと同様、冬のソウルも観光に最適とは言い難い寒さであった。仙台ぐらいの寒さを想像していったところ、この数日はマイナス13−14度を記録するとんでもない寒さだった(自分の経験上、マイナス10度を下回ると冷気がヒートテックや手袋を貫通する)。

日本車を全然見ない

それなりに多くの国を訪れている方だと思うが、日本車を目撃した数で行くと韓国ほど少ない国はなかったように思う。日本でベンツを見るぐらいの頻度でトヨタ・ホンダを稀に見ることがあるが他の日本車は無し。大半はHyundai、Kiaの2社で、少し驚いた(日本だって韓国車見ないといえばそれまでだが)。

2023年10月でいくと、Hyundaiが64,000台、Kiaが43,000台売ったところ、トヨタとホンダはそれぞれ700台と200台程度と、2桁も違っていた。

Korea - Flash report, Automotive sales volume, 2023 - MarkLines Automotive Industry Portal

2000年頃は10%弱のシェアがあったみたいだが、そもそも関税が重い中、日韓関係の悪化や韓国車のクオリティ改善が相まってシェアが落ちてきた模様。

Japanese Cars Losing South Korean Market - Businesskorea

サムスンの携帯をたくさん見る

Iphone以外の携帯をよく見るなと思い調べたところ、大半はサムスンである模様。足元70%弱。Kpop等エンタメだけでなく、自動車や家電、半導体や携帯の会社も韓国は強いと気付かされる。自動車は未だ日本車の方が強いと言えると思うけど、他の3つは韓国企業に大いに水を開けられたんだなと感じる。

Mobile Vendor Market Share Republic Of Korea | Statcounter Global Stats

Google Map使えない

正確には使えはするものの、国内系のKakao Map、Naver mapの方が精度が高くコメント等も多い模様。ホテルまでの行き先を検索しても、あるはずの地下鉄のルートや徒歩ルートがGoogle mapでは出てこなかった。ざっと調べたところ、Googleに対して韓国政府が地図情報を使わせない、等の記事が出てきた。

S. Korea to not allow Google to use maps unless sensitive areas blurred out | Yonhap News Agency

今ググったところ、Eコマースも国内系のシェアが高い模様。日本との差分がどのあたりにあったのか、興味がそそられる(が、すぐには結論でなさそうなので棚上げ)。

https://www.nowak-partner.com/upload/document/2023_np_e-commerce-market_korea.pdf

一人飯しづらい

日本だと吉野家やラーメン屋、大戸屋や王将等々、一人で食事することに抵抗が無い場所が無数にあるが、ソウルで一人飯の場所を見つけるのには苦労した。酒のんで複数で楽しむ場所、といったテイストの食事場所が多い。そもそもチェーン店自体が日本より少ない様な気がした(ハングル読めていないので、気づいていない可能性もあるけど)。韓国在住経験長い人の記事も見つけた。本件に限らず、日本に比べると韓国の方がグループを作る傾向があり、所謂「陽キャ」寄りのカルチャーだと思う。

韓国は「ひとり飯」ほぼタブー! おひとり様=みじめな人認定で苦労した実体験 - Yahoo! JAPAN

電車が便利

東京の電車は世界一と信じてやまなかったが、ソウルも大変便利であった。Redditを見ていると、東京以上にソウルの公共交通を評価する意見も幾つか目にする。村上ファンド村上世彰氏が阪急・阪神の統合を提案していた際、私鉄が複数乱立していることから乗り換えの手間等複雑化するとの指摘をしていたことが思い出された。ソウル地下鉄の運営形態は把握していないが、数字(1から6ぐらい?)が路線ごとに振り分けられ、駅内で乗り換えが完結するので、たしかに外国人にとって分かりやすいと感じた。あと、全部東京メトロ南北線みたいに飛び込み禁止のドアがついていた。

https://www.reddit.com/r/travel/comments/18ioq7z/travel_tips_no_one_asked_for_seoul_vs_tokyo/

阪急・阪神経営統合 - Wikipedia

山が近い

ソウル中心部からすぐ裏手には山が見えるのは東京には無い風景と感じた。ソウル最大のランドマーク、朝鮮王朝の王宮、景福宮の写真を撮ったが、すぐ裏には北岳が控えている。東京23区ぐらいのサイズの街の周囲が山に囲まれた盆地構造、そして中心を漢江が横切る、というのがソウルの地形。ソウルの地形については、以下記事が分かりやすかった。

【まちのすがた】地形もスケールもまちづくりもダイナミック!―ソウルの感覚をつかむ:第1回

街中に美女が多い

人様の容姿にあれこれ言うべきものではないが、目を引くような美女に珍しくない頻度で遭遇した。更に言うのが憚られるが、男性は日本と比較して(体格はやや良い気がするが)大きな差を感じなかったので、整形によるところが大きいと思われた。ざっと調べたところ、2020年時点で19−29歳の韓国女性は25%、30−39歳は31%が整形経験があるらしい。コロナ禍で整形が増えたと想像されること、また所得が高いソウルではより整形率が高いと思われることを踏まえると、ソウルの街中の若い女性のかなりの割合が整形経験済みと言って良さそう。

Why South Korea’s cosmetic surgery empire is both a source of pride and pain

本記事冒頭にリンクを貼った書籍内でも、韓国では男性は男性らしく、女性は女性らしくという社会のプレッシャーが強いとの旨指摘があったが、そういったことも背景にあるのかもしれない。東アジア人は得てして「正解」みたいなものを定義してそれに向けて過度に最適化する傾向があると思うが、韓国は一層日本よりその傾向が強いのかも。上の記事ではこのように書かれていた。

"Meanwhile, Korea’s plastic and cosmetic surgeons argue their profession helps to level the playing field in a society where education and the job market is already fiercely competitive and people are often judged on appearance.  "

国史に影を落とす日本

上記の韓国本とSeoul Museum of Historyを訪ねてみた感想として、自分が思っていた以上に韓国の歴史に日本という国は影を落としていたんだなと思った(率直に、自分はあまりに不勉強だったと思う)。1910年の韓国併合や太平洋戦争ぐらいは当然知識はあったが、豊臣秀吉による文禄の役慶長の役は日本史の片隅で知識として頭の片隅にあったぐらいで、韓国側の視点では歴史上の大事件、との位置づけがされたいた。朝鮮出兵を通じて多数の命が失われたことや、ソウル最大のランドマーク、日本で言う皇居みたいな位置づけといって過言ではない景福宮が焼失されたこと等、今回の旅行はきちんと学ぶ良い機会であった。韓国併合から独立まで、朝鮮半島が過酷な状況に置かれたことも言うまでもない。

SEOUL MUSEUM OF HISTORY

 

気づけばとんでも無い長さになっていた。。もうクリスマス当日になってますね。この辺で筆を置きます。韓国また行きたいな。