小市民ブログ

KelloggってMBAを出てアメリカで移民サバイバル生活をしています。サウナが好きです

書評:The Sauna Is

本日の書評は、"The Sauna Is"です。シカゴを離れるにあたり、Chicago Bath HouseなるRussian saunaを訪問してきたのですが、感極まりすぎてサウナについて勉強したくなった次第です。例によって全くサマリーになってないサマリーと、所感を書いていきます。

個人的に気になった箇所

サウナはフィンランドで生まれたものと思う人も多いが、どちらかというとフィンランドは育ての親。サウナ自体は古代ギリシャに始まり、ローマ帝国では幅広く愛されたが、中世になってヨーロッパでサウナ文化はほぼ消滅。サウナ文化はフィンランドのみで引き継がれるようになった。

人口500万人の国に100万以上のサウナ。フィンランドに於いてサウナはステータスシンボルなどではなく、誰もが日常の中で楽しむもの。「正しい入り方」等はなく、各々好きなように入り、好きなタイミングで出入りすれば良い(それでも、と入り方について詳しく知りたい場合は、International Sauna Associationに記載あり)。

サウナに入るのは無駄な時間、中で読書でもすれば良いという人もいるが、全く分かっていない。サウナのメリットの一つは、純粋にRelaxationのみに集中できる、贅沢な時間を作れること。

サウナの前に食事を摂るのは良くない。サウナ入ると血流を促進する為に心拍数が上がるので、消化吸収に血液を割くべきではない。

著者的に、Finest sauna in the worldは、ヘルシンキ郊外にあるSauna Societyの建物内のサウナ(多分以下)。

サウナの動力は、薪・ガス・電気の3パターン。薪を焚くのは勿論手間だけど、それ自体も楽しい。「サウナを薪で熱する者は、熱気を2度楽しめる」ってフィンランドの諺もあるくらい(フィンランド、本当にあらゆる諺がある)。ガスは歓喜にきちんと注意しよう。電気は最も一般的で、煙突不要、最近はコストも安い。

所感

サウナを知らないアメリカ人に向けた、Beginner's guideってテイストの本。著者の強いサウナ愛が一貫して感じられました。

サウナーを名乗る者として、フィンランド、ロシア、トルコあたりは一度訪問したいところです(ロシアは暫く難しいかもですが)。