小市民ブログ

KelloggってMBAを出てアメリカで移民サバイバル生活をしています。サウナが好きです

Week 1 

Twitterにも投稿しましたが、無事今週勤務開始出来てました。Onboarding手続きに必要となるEADカード(労働許可証)が自宅に到着せず再申請中というステータスの為最後までヒヤヒヤしていましたが、無事代わりの書類でプロセスが完了、仕事を始められて一安心しています。

勤務開始と言っても、今週はITのセットアップ、顔合わせ、オンライン研修の受講のみだった為、辞書的な意味では仕事は特にしていません。MBA Hireのプロセスではなく、経験者採用(Experiential Hire)で雇われている為「同期」みたいな人たちと触れ合う機会も無く、初日にWelcome!みたいなオンラインイベントに3時間ばかり出て、あとはチームで勝手にやって、という形で始まっています。幸いにも上司があれこれ気を妬いてくれるナイスガイで、毎日1−1.5時間ぐらいチームの仕事、ツール等について業務説明をしてくれるので、放り出されている感は軽減されていますが、Remote環境が続きチームメンバーが各地に点在(上司はNY、他のメンバーもボストンやピッツバーグ等)し、対面で顔合わせできないのはやや残念なところです。また、入った瞬間巨大な組織再編が直撃(会社の事業部が3つだったところ、既存部門からSpin offして4つ目を作る。そして、Spin offした部門の1事業に自分は所属)というイレギュラーな事象もあり、業務説明を受ける中でも「この仕事は他のチームに寄せる可能性が高い」「担当業務は今隣のチームと仕切っているところ」と言われることが度々続き、なんだか慌ただしい船出となっています。

ここまでで魅力的に感じているポイント

とはいえ、新しい街で新しい人たちと仕事をすることに沸き立つ気持ちはありますし、会社のことをより詳しく知るにつれ本当に良い会社だなと感じることも多いです。現時点で感じている、これは良いなと思う点はFriendlyでFlatな企業文化と、Technologyの活用の2点です。

まず企業文化の点では、関わる人皆が気持ちに余裕があり、助け合い文化が組織に根付いている様に感じます。受付に座っているおっちゃんや、エレベーターで出会う他部署の人がHey what’s upと声をかけてくるので、(日本人的には戸惑いますが)オフィスに行くだけで人と話す機会が生まれます。また、Flatで言いたいことが言いやすい場所の様にも思います。私の上司の上司に当たるインド人(部署のPL責任者)と二人で社食ランチに行った時、彼が並んだ列が長く私が10分ぐらい待たされるということがあったのですが、「折角の食事が冷えてしまって申し訳ない」「待たせて本当にすまなかった」と何度も謝られ、こちらが逆に恐縮しました。

Technologyの活用が進んでいて、業務効率化に大きく寄与しているのも素晴らしいと思った点の一つです。会社のポータルサイトに様々な情報が集積し、セールスのデータはSalesforceに、Transaction DataもDBに蓄積され、データを管轄するチームが整理、管理してくれています。事務プロセスもService now等外部サービスが入れられて、前職時代の、使いづらい自社開発システムとは大きな差を感じます。また、SQLが事業開発を行う人間の共通言語となり、意思決定を科学的、統計的に行う文化が根付いています。データで分かることは限られているとは思いつつ、データに基づき意思決定を行い、結果を定量的に検証する仕事のやり方が定着していることから、意思決定の精度が高いのかな、と想像しています(これは実際に業務に入ってみないと見えてこない部分は大きいとは思いますが)。

英語の状況

英語については、一応2年住んでいることもあり、Individual contributerとしては歯を食いしばってやっていけるぐらいではあるかな、という感覚です。部分的に聞き漏らすことはあれど、上司やチームメンバーが何言ってるか分からないみたいなことは少なく、英語で考えることで思考に遅れがあったり、表現が自信なく聞こえ説得力に欠くとか、その辺りを課題感として認識しています。足元、オンライン会議しか無いことを良いことにGroup transcribeというテキスト書き下しツールを常にOnにして会議を振り返り、気になった表現はメモすることにしています。今週だと、Kick the can down the road(難題を先延ばす)とか、ですかね。

来週に向けて

来週に向けて、やらないといけないかなってタスクを(完全自分用ですが)リストアップしておきます。まずは自分の持ち場で出来ることを頑張ります。

  • 残っているオンライン研修を完了させ、実際の業務の引き継ぎに入る
  • Meet and Greetのセッションを入れて、知り合いを増やす。話すべき人のリストは上司から入手。自分の人となりが分かるパワポを使って説明する
  • 人事評価の方法、期待感について上司とすり合わせる
  • 週次で、上司とは1 on 1でフィードバックセッションを継続したい旨申し入れる
  • Google docに週の目標、現在の状況、質問事項をまとめ、上司とShareしておく
  • 毎朝、1時間SQLを学ぶ
  • Slack channelを取りこぼし無く入り、社内のポータルも一通り眺めて、情弱にならないように情報のストリームを確立しておく

全然関係ないけど、DCのFake China townと呼ばれる一角(Chipotleが中国語表記)