小市民ブログ

KelloggってMBAを出てアメリカで移民サバイバル生活をしています。サウナが好きです

TOEIC990点からの英語学習(リスニング)

引き続き英語学習シリーズで、今回はリスニング。

MBAでのあるあるとして、授業中の教授の説明はそこそこ聴き取れるのに、一歩教室を出てアメリカ人同級生とバーで話したりすると、8割方何を言ってるか分からなくなる、という現象があります。私が思うに原因はシンプルで、教授の話はTOEIC/TOEFL英語の延長線にあるのに対し、アメリカ人同級生が話す英語は延長線から脱線し、新たにイントネーション・語彙を身につける必要があるから、という点に尽きます。

この「アメリカ人同士がバーで話している英語」を学べる教材は意外と少なく、Twitterやインスタで流れてくる「ネイティブが使うお役立ち表現」は正直かなり眉唾なことが多いですし、よく言われる洋画は悪くないものの、Scriptがある表現ってやっぱり実際の会話と結構違う気がします(日本だって、半沢直樹や大和田常務の様な話し方をする人間はいないですし)。

私のおすすめは、Youtube+Podcastです。まさに、アメリカの一般人が、アメリカの一般人に向けて発信している英語に触れられるメディアがこの2つです。かつ、どちらも結構多くの場合Scriptがあるので、聴き取れなかった部分を聴き直すことも可能。しかも内容が面白いのも素晴らしいポイントです。

おすすめのYoutubeコンテンツ

Jubilee

ざっくり、教育や差別、宗教等、Touchyなトピックについて幅広く議論しようよ!というチャンネルです。日本でいくと、真剣10代喋り場みたいなものでしょうか(クソ古い)。

Flat earther(地球が丸いと信じていない人々)やAbortion反対派等、日本人からすると理解しがたいポイントを扱った動画も多く、日本のメディアに出ないアメリカ社会を知る上でも良い教材だと思います。

Domonique Cynthia

Domonique CynthiaというYoutuberがやっているKickBackというシリーズ、これが「MBA生がバーで話している英語」に最も近い様に思います。Ivy leagueの学生を集めて各スクールの特徴やキャンパスライフについてカジュアルに話している、というものです。Ivy league中心ですが色んな有名大学を現役学生が紹介する動画もあり、留学予定がある方がキャンパスの雰囲気を知るのにもGoodです。

Jimmy O yang

アメリカで有名なStand-up comedianのJimmy O yang氏の動画も、スラングを学ぶ上で良い教材です。下ネタが多いので女性は要注意ですが、AsianをネタにしたTalkは結構癖になります。Youtubeだと動画が短いですが、Amazon Primeにも長めの動画があったと思います。

その他だと、Nick Johnson(出身地あるあるを動画にしている)、VICE(Yelp評価1のサービスを巡るシリーズが面白い)等は、楽しくリアル英語に触れる良い教材と思います。他にも色々おすすめはあるのですが、Youtubeは一旦この辺で。

おすすめのPodcast

日本だとそうでも無い気がしますが、アメリカでPodcastは完全にブームです。WSJやNYT等大手メディアはDailyで新しいコンテンツを配信していますし、Spotifyも成長ドライバーとして位置づけたりしています。

動画コンテンツと違って、移動中に聞き流しが出来て便利、Websiteに飛ぶとScriptが落ちていたりもします(これは100%ではないですが)。

No Stupid Questions

何年か前のベストセラー、Gritの著者Angela Duckworthと、Freakonomics(邦題『やばい経済学』)の著者Stephen J. Dubnerが、日々の素朴な疑問について話す、というPodcastです。超頭が切れてユーモアのある二人の会話を盗み聞きする様な感覚で、気楽な雰囲気で話しているので肩肘張らずに楽しく聴くことが出来ます。HP上にTranscriptがあるのも英語学習目的に使う上ではGood。Freakonomicsは他のチャンネルも随時更新してて、そちらもおすすめです。

Against the Rules

HostのMichael Lewisは、アメリカで最もよく知られる作家の一人といっても過言では無いでしょう。映画化された『マネーボール』や『The big short(邦題:マネー・ショート)』あたりはかなり有名では無いでしょうか。アカデミアやビジネスでのIssueを深掘りする内容となっており、おすすめです。

The Journal.

上の2つより聴きやすいものだと、WSJのThe Journalがおすすめです。平日は毎日更新で、20分程度、ウクライナ問題やスリランカの経済危機等、ニュースのHeadlineをもうちょっと深掘りして取材している、といったテイストのPodcastです。似た感じのPodcastだとNYTのDailyもありますが、私はThe Journalの方が好みです。

はい、今日はこんなところでしょうか。とにかく言いたきは、謎英語教材や謎英語スクールに頼らずとも、2022年は無料で良質なコンテンツが世の中に有り余っているので、それらを活用してみては如何でしょうか、ということです。上で紹介したものは私の興味関心に寄っているので、今後は興味のある趣味や勉強したいことについて、英語でYoutube/Podcast検索、コンテンツに当たる癖をつけてみては如何でしょうか。