小市民ブログ

KelloggってMBAを出てアメリカで移民サバイバル生活をしています。サウナが好きです

社内転職活動が芳しくない

タイトルの通りではあるんですが、年初から動いている社内転職活動の進捗が、すこぶる良くない。転職活動と銘打ちつつも、Titleは変わらず(=出世を伴う訳ではない)、Jobも同じものなので然程苦労しないものと思っていました。が、2ヶ月近く動いてみて、甘くみていたことは否めない状況です。アメリカで働いている人、働きたいと思っている人にとっては参考になる部分もあるかと思うので、この記事に反省の弁を残しておきます。

現在の状況
  • ペイメント業界で働きだして1.5年程度
  • 社内のノンコア事業にて、Strategyを担当。当初は特定のプロダクトについて、どうやって売上を伸ばしていくかの施策立案をしていたが、このプロダクトが不調に陥る中、新しいプロダクトについての一部機能面や財務面についての検討をリード
なぜ異動を考えているか

大きくは2つ。まず一点は、次のポジションではペイメントに関わる特定機能に注力するチームに移りたいということ。今の会社ではHorizontalとVerticalという言葉がよく伝われるが、今のチームはHorizontalなチーム。Strategyというと聞こえは良く事実良い面も多いのだが、浅く広く、そのプロダクトの為に出来ることを何でも考えましょう、ということになる。ある時はカスタマーサクセスと次に営業をかける客のリストアップをやったり、ある時はプロダクトと一緒に新しい機能のトライアルを行うプランをしたりと、日々取り組む仕事の重心が頻繁に移る。浅く広く色んなことを学ぶには最適だったが、特に言語面やネットワーキング面でハンデがある移民にとって、「この分野であればこの会社で一番詳しい」と言い放てることが無いのはリスクと感じる。また、転職や起業というルートを考える上でも、特定領域の知見の深さがあった方が望ましく思う。

二点目は現在のチームのJob securityに関わる部分。1.5年働いて思ったが、ノンコア事業での仕事は振れ幅が大きくなりやすい。入社時点では急成長が続いていた(だからこそ自分が採用された)訳だが、景気が減速して成長が落ち着くと、瞬く間に会社の空気が変わった。マネジメントやチームメンバーが頻繁に代わると何も進まなくなってしまうし、誰かの不幸を見ると明日は我が身では?との思考もよぎる。この状況を踏まえ、コアビジネスに動いたほうが安全だろう、とも思う。

どんなところに動こうとしたか

「Verticalな機能で定義されたチーム」ではあまりに曖昧なので、中でもどんな機能が良いかを検討した。自分の強みを考えた時に財務や会計、広い意味でのリサーチといった点は比較優位があることと、また出来ればボトムラインに直接的なインパクトがあるチームが良いと思って探した。コアビジネスかどうかはだいたい分かるが、周囲の人に聞いて社内での位置づけについて見誤らない様にした。

プロセス

ざっくり以下。

  1. 社内のポータルでポジションを検索+Recruiterに連絡
  2. 自分の基準にヒットするポジションについて、話聞きたいとHiring Managerにコンタクト
  3. Hiring Managerが、悪くないと思ってくれれば面接進んで〜と言われるのでApply
  4. 面接
結果

5ポジションについて話聞く→1ポジションApply→面接落ち

反省

ここまでの敗因は、弾数不足と準備不足に集約されると思われる。

まず、弾数不足について。面接まで進んだポジションについて聞いたところ、他に5−6名が面接まで進んでいると聞いた。単純計算でオファーを得るのは20%程度。一般的な就職活動で1社しか面接しない勇者はいないのと同様、社内で動く際もいくつか並行して進めるべきであった。

準備不足について。異動先のポジションの仕事内容。社内の中でどこに位置づけられるか。相手はどんなスキルセットを持った人間を探しているか。それを踏まえて、自分がFitする経験を有していることをきちんとアピール出来ているかが鍵となるが、仕事内容の理解が不十分なところがあった。Horizontalなチームでの経験から、多少関連するところを拾い上げて話していたが、自分以上に関連経験が豊富なCandidateもいると思われる中で、敢えて自分をとる理由を説明するのに根拠が足りていなかった様に思う。

今後どうするか。引き続きポジション探しは継続して、良さそうなポジションはHiring Managerの話を聞きに行く。Hiring Manager→面接のハードルが思いの他高いので、良さそうなチームについては事前にチームメンバーに話を聞いて、志望動機やアピールする経験を練っておく。

最後に

完全に雑感になりますが、ジョブ型の組織で働くの疲れる面もあると感じます。特に自分は飽き性なので今いる場所から遠目のところに動きたがる傾向があるものの、同じポジションを常に社内の(しばしば自分より近い経験を持っている)誰かと競っていかないといけないのは、気苦労です。自分の人事は自分ですると、自ら選んだ道なので文句は言えないですが、向き不向きはあるよな、と思うところでもあります。

今日はこんなところで。

マンハッタンの人気二郎系ラーメン、Tabetomo。グレートでした