小市民ブログ

KelloggってMBAを出てアメリカで移民サバイバル生活をしています。サウナが好きです

アメリカの職場で情弱にならないために有用な情報源

アメリカに限らず、悪いニュースやゴシップは万国共通。誰が飛ばされた、クビになった、このビジネスの先行きは暗い、なんて話の種は常にどこかに埋まっています。

私のチームのヘッドはNegativity is corporate cancerとよく言うのですが、日本と比べ、アメリカの職場環境は悲観的な物言いを抑制する傾向がある気がします。誰かがレイオフになってもすぐに切り替えて仕事や週末の過ごし方の話題へ。オフィスが殺伐としない、フレンドリーな雰囲気が保たれているという点では良いことだと思います。

とはいえ、ネガティブなニュースの存在をキャッチしたり、実際皆どう考えてるの?という点を知りたいのは人の性。日本だと飲みニケーションの出番なんでしょうが、アメリカだと皆で飲む風潮は日本より弱そうですし、そもそもコロナ以降、チームの誰かは別の場所から働いているというのがごく当たり前になりつつあります。

そんな訳でこの1年、試行錯誤を重ねていくつか情報源が分かってきたので、整理しておこうと思います。

若手との定期1 on 1

上述のNegativityを表に出さないという傾向は上にいくほど徹底されており、発言が持つインパクトが組織内で大きくなると言えないことも増えてくるものです(逆に、舌禍に気をつけているから上にいる、と言えるのかもしれない)。逆に、若者ほど良い意味で脇が甘いので、話してくれそうな人には聞きづらいことも直接聞いています。人が周囲にいると話しづらいことも、一対一だと聞けたりします。

匿名サイト

全て有名サイトですが、Blind、Reddit、Layoff.comあたりも目を通すようにしています。特に、Blindはエンジニア中心ではありますが情報の質が高い気がします。全体的に会社に対してネガティブなトーンのコメントが多い(匿名掲示板なんてそんなもの)ですが、ポジティブ一色の現実のオフィスでの発信内容と中和してバランスを取れば良いと思います。

https://www.thelayoff.com/

中華コミュニティ

日本食が無い街でも中華料理屋はあるのと同様、日本人が働く会社には大抵それより大きな中華コミュニティがあります。中国版インスタと呼ばれ若い女性のプロフェッショナル中心に使われている小红书はかなり役に立っています。H1Bで検索すると最新のタイムラインやUSCISに問い合わせた内容をポストしている人がいますし、企業名で検索すると社外秘メールがぼかし無しで飛び交っていたりもするカオスです。

更におすすめなのが、社内の中国人が入るWechatグループに入れてもらうことです。Sensitiveな話題も、中国人同士ということで大っぴらにして話しているので、参考になります。中国語が出来なくとも、タップ2回で翻訳がかけられるので、大丈夫。漢字で察しつつ、翻訳内容を読めば大意は誰でも掴めるはずです。

最後に

以上、情弱回避のために使っているソースをまとめてみました。アメリカではアメフトを知らないとハブられるとかパーティーで盛り上がれないと出世できないみたいな話もたまに耳にして、一面の真実ではあるものも、それに当てはまらない事例も珍しくないです。仕事は仕事、必要な情報を得て、人間関係を大事にしつつ、そして何より良い仕事をする以上のことはない、と私個人としては思います。今日はそんなところで。

Walmartにて銃を発見