小市民ブログ

KelloggってMBAを出てアメリカで移民サバイバル生活をしています。サウナが好きです

【Action Plan】当面の英語学習

備忘と言うか自分への叱咤、コミットのためにここに箇条書きしておきます。忙しくなっても時間作って頑張りたい。

目標設定

【短期:向こう半年ぐらい】

  • 1年生の春学期以降履修予定のExperiential Learningでチームに貢献
    PE Lab/Asset Management Practicum/Analitical Consulting Labを想定。その他、Impact Consulting Clubでの地元企業の支援。
  • 英語でPersonalな話が出来る友人を増やす

【中期:MBA卒業以降】

  • プロファームに於いて海外案件をリードする。
Action Plan

【Speaking】

  • 表現の幅の拡充
    授業、Youtube、同級生との会話等々で聴いた「自分では言えないだろう」というフレーズをExcelにリスト化
    →英語コーチ(Tami)とのセッション(週2)で練習
  • 発音矯正
    Speechiling継続(Freaconomics Radioのscript使用)
  • アウトプット
    ・オンラインでのInternational chat(週4)
    ・同級生とのlunch/dinner+Small talk+Zoomで1 on 1
    (・Public Speaking Club)

【Writing】

  • 日記や授業サマリーの添削依頼(週1)

【Listening】

  • 隙間時間はYoutube/Audible活用

Leadership and Organizationを受講した感想

KelloggではFall Quarterが始まる手前2週間ほどの期間をPre-termと呼んでおり、ここで初めて単位が出る授業が始まります。この期間で履修していたLeadership and Organizationを本日全て受け終えたので、一区切りついたところで振り返って置こうと思います。と言いつつ、Honor Codeなるルールで授業内容をあまり仔細に公開してはならない様で、学んだ理論やケース等は触れない形で書いていきます(一瞬載せていたAccounting/Business Analyticsの授業メモも同じ理由で削除しました)。

Leadershipの授業を通じ学んだ点
  1. 米国式授業やコミュニケーションに慣れる良い助走期間になった
    授業開始時点では留学生の9割がEvanstonに来れていないという特殊状況下、時差の関係で留学生のほとんどは別の時間帯で授業を履修していました。翻って私の授業はタイからの留学生1名と私を除いて(国籍は違うかもしれないものの)基本的に全員がアメリカネイティブで、いきなり圧倒的マイノリティを感じる経験となりました。教室に入るとそこはまさに洋ドラで見たアメリカの教室そのもので、全員ひとり残らずSmall Talkに興じる中、最初は輪に入って行けず思い切り浮いてしまうという、悲しいスタートになりました。授業自体もハードスキル系の答えがあるものではなく、アイディアベースで議論が進むことも一層発言を難しくし、最初はかなり萎縮してしまい、自分大丈夫か?と自信を喪失しました。

    とはいえ、数回授業を重ねる中で要領を掴み、授業中の発言も慣らすとクラス平均ぐらいは出来ていた様に思います。Kelloggの授業初の発言は「アリババ創業者、Jack Maが起業するまでにしていた仕事は?」という教授の問に対し"He was an English teacher!"と返したもので、渡航直前にJack Maの自伝を読んでいた幸運に感謝しました。その他、文字に落とすと些細なことですが、クラスメイトとのSmall Talkに参加、寮への帰り道でクラスメイトに話しかけて友達を作る等、内向的な自分としてはComfort Zoneから出る一歩を踏み出すことが出来たようには思います。

    授業を通じて学んだ基本的なサバイバル戦略として、ディスカッションでもグループワークでも、とにかく先手を打つことの重要性を感じました。議論で一番最初に話すのは実は一番簡単且つ恐らく結構Valueがあることで、周囲が様子を窺っている中、授業を聞いていれば普通に分かることを伝えるだけで役割が果たせるので、議論が拡散する前にまずは自分から話すのが肝要。チームで課題が与えられた時も、議論のたたき台とスケジュールを自分が作ってチームで合意、Zoomのセッティングまでやることで、その後の議論が自分のイメージをベースに進められ、以降の苦労がかなり減りました。話しかけるのを待つ、役割が与えられるのを待つという場合、言語・文化面の不利+米国の学校の経験がない中で意図を理解して反応するということが求められ、ハードルが3段階ぐらい上がるので、Fall Quarterでも先ずは機先を制することを意識したいと思います。

  2. 米国MBAの視座の高さを学んだ
    こちらは当たり前ではあるんですが、MBAでは議論の視点がCXOになること、それを当然のものとして受け入れている同級生に多少のギャップを感じました。彼らは卒業後、戦略コンサル/投資銀行/PE/VC/Start-up/起業等々、何れにせよマネジメントに関与する人が大部分の為当然といえば当然ですが、日本企業の一若手社員だった身としては多少慣れない感覚があります。例えば、「部門長が上げてきたデータにBiasがかかっており、CEOとして正しい意思決定が難しい中でとるべきアクションは?」といった議論で、自分自身はその部門長の部下の部下の部下の部下ぐらいのLayerで仕事していたので、いきなりCEO視点と言われてもイメージし辛いのが率直な感想です。Post-MBAを見据えてマネジメント視点の意思決定を学びたい、というのも留学理由の一つではあったので、2年間を通じて少しずつマインドセットも変えていければなと思います。

何れにせよ、大きなトラブルなく一つ授業を終えられたことに安堵しています。又、日々新しい刺激/学びがあり、今現地でMBAを経験できていることを、幸運に思っています。これから授業/Club/Recruiting等々、経験の幅が広がっていくことになりますが、一つ一つ振り返ることを忘れず、大事にこの2年間を使っていければなと思います。

渡航してもうすぐ1ヶ月

少し時間が空いていてしまったのですが、無事Evanstonに渡航できております。渡航間もなく始まったCIM(オリエンテーション)+Pre-term(Leadershipの授業を3時間/日受講)、そしてその合間で生活のset-up(口座開設/学生証入手/買い出し/携帯入手等々)と友達作りと、スケジュールはそれなりに埋まっています。

CIMは思った以上にソフト且つパーソナルな内容に踏み込むもので、Good Lifeと呼ばれるセッションでは教授とAlumniが代わる代わる「PrestigeではなくPassionを追え」、「大切な人との時間を作れ」、「他人ではなく過去の自分と今の自分を比較しろ」等々、ビジネススクールという言葉から連想されるドライなものとは程遠い内容で、Kelloggらしさを垣間見た気がします。個人的な一番のハイライトは、自己紹介の片隅に書いていた「東京で100箇所以上のサウナを訪問」という一文を、Assistant DeanのKateが新入生に向けたスピーチの中で言及してくれたことです笑

Pre-termのLeadershipの授業は目下受講中ですが、ソフトスキル系の授業ながらも裏側には心理学や組織論の研究があり、MBA卒業生のケースでDiscussionしたりシリコンバレーで活躍するKellogg卒業生が来てくれたりと、学ぶ価値が12分にあるものと実感しています。

ここまでKelloggで1ヶ月弱を過ごしてみた気付きは以下の様な感じです。

  1. 意外と生活にゆとりが出てきたが、コロナ禍の影響もありTo Doを見つけづらい
    Pre-termでBusiness Analytics(統計)の授業をWaiveしていたこともあり、毎日の授業はLeadershipの3時間のみ。予習+宿題は2時間もあれば十分なので、一通りの生活set-upが住んだところで、さて何に時間を使おうかと少し考えてしまっている。家で本を読んだり、日課のランニングをしてもEvanstonまでこんなことで良いのか?と考えてしまうので、コミットできそうな活動を模索中です。授業/Recruitingが本格化してくるとこの状況は変わってくるとは思いつつも、ある程度楽しみながら時間を使えるClubを見つけたいと思っています。今の所、Data Analytics、地元NPOのConsulting等真面目系クラブ、日本人やアジア人のAffinity Club、後はRunningやサッカー等運動系を検討中です。
  2. 現地に溶け込むのに苦労
    言語/文化の理解が不十分なため現地生とのコミュニケーションには苦労しています。教授や授業中に学生がする発言は概ね分かるものの、小グループでアメリカ人同士が話している時や、授業外で少人数でグダグダ話している時等は会話についていけなくなってしまいます。何かGive出来るものが無いと引け目を感じるばかりになってしまうので、その意味でもAffinity/運動系のクラブ活動で役割を見つける、日本料理を振る舞う等して、信頼関係を作っていきたいなと思います。
    英語については、Reddit経由で知り合ったウクライナ人が色んな国の人が集まって英語でダラダラ話すセッションを週4で企画していると誘ってくれたので、それに参加する等、まとまったSpeaking時間を毎日確保していければなというところです。
    今日はそんなところで。

    f:id:shoshimin:20200916011803j:plain

    こちらはKelloggの校舎(Global Hub)。夏のEvanstonは最高ですよ。


ビザ確保+渡航前の期間振り返り

時が経つのは本当に速いもので、有給消化~MBA留学前というアラサーにして突如舞い込んだ長い夏休みも漸く終わりが見え、渡航まであと数日になりました。2ヶ月程前に結構意気込んで以下記事を書いたのですが、ビザ問題始め思い通りに進まなかった予定も多く、振り返っておこうと思います。

shoshimin.hatenablog.com

渡航準備

Covid-19の感染拡大+大統領選を控えた留学生排斥の動き拡大と、この数ヶ月厳しいニュースが続きましたが、この度漸くビザを確保できました。ビザの確保は情報戦の様相を呈しており、Kellogg同期と日本人MBAコミュニティ内での情報共有なしにはここまで漕ぎ着けられていなかった様に思いますので、改めて人のつながりの大事さを感じたプロセスでした。ざっくり以下のような流れでビザを確保しました。

  • ビザ面接は通常の面接予約は未だ機能しておらず「緊急面接リクエスト」のみが唯一の窓口
  • リクエストの為には事前に通常面接予約を形式上行う必要がある(Kellogg同期+CBS同期の話により把握)
  • 大阪の方が東京より面接枠に余裕がある+対応も柔軟ということで大阪で面接予
    約(Kellogg同期の話により把握)
    i-20という入学証明書上の学期開始日から30日前からしか緊急面接リクエストは出来ないというのが米領事館HPに記載あったが、KelloggはPre-termの開始日(8/29)ではなく、Fall semester(9/21)との記載があった。が、大阪領事館はI-20から30日以上前で面接してくれた(東京はよりstrictらしい)

ビザ確保が未だということで渡航準備も本腰を入れられておりませんでしたが、送金手段の確立(プレスティア口座開設+FX口座開設+Transferwise開設)もなんとか完了し、いよいよ渡航が迫ってきたという感があります。

勉強

f:id:shoshimin:20200815204811p:plain

英語については当初予定以上にやり込めたかなという感想です。Speechlingでひたすら発音矯正を行っていましたが、アプリ内の例文を早々に使い果たしてしまったので、英語の頻出語彙を一通り正しく発音できているかチェックするため、ALL IN ONEの例文を2周しました。毎日続けていたDMM英会話と英語日記(+Redditで出会った方の添削)と合わせて、課題だったspeaking/writingを底上げし、MBA生活を始める丁度良い事前準備になったかと思います。

ALL IN ONE

ALL IN ONE

  • 作者:高山英士
  • 発売日: 2007/07/20
  • メディア: 単行本
 

shoshimin.hatenablog.com

まだまだ伸ばしていかないと海外で仕事できる水準からは程遠いのですが、ACEに参加した感じ、中韓の非ネイティブ(海外経験少)の同級生とは、大体同じレベルで話せている様な気がします。

一方、FinanceはWallstreet Prep、AnalyticsはSQLのみでPythonには手つかずと、優先順位が相対的に落ちるものは結局勉強出来なかったのですが、Kelloggで走りながら勉強していければと思います。計画倒れといえば計画倒れですが、無いよりはやはり有意義に過ごせた気がするので、目標設定+ブログで公開、というのは今後も何かの折にやっていきたいです。

サマースクール(ACE)のTakeaway

最近すっかり更新できておりませんでした。日本時間夜に開講するACE、午前中は英語勉強、午後に課題→サウナというルーティングが固まってしまい、ブログをついついサボりがちになっておりました。そんな日々も間もなく始まるACEのWrap-upで最後となるので、反省と学びを簡単にまとめておきます。

一言で言えば、MBA×オンラインという不慣れの二乗の様な環境に、多少なりとも慣れることが出来たことが一番大きかったです。Zoom画面に見知らぬ100人余りの外国人の顔が並ぶ図はある種の威圧感があり、初日は自己紹介すら緊張、発表は手に汗握る、、という感じでしたが、徐々に適応していけた感があります。Zoomとはいえ何度を顔を合わせている内に多少は打ち解けていきますし、インド/ブラジル等経験が少ないアクセントの英語も着いていける様になって来ている気がします。

オンライン授業についてのTIPSとしては、人の目が無い故にどうしても甘えが出るため、自分にルールを課して、徹底することが重要になると感じました。通常授業と同様に、携帯を絶対に使わない、PCは授業の為(=Zoomのみ)に使用、ZoomはSpeaker Viewで使うといった辺りを今後も守っていきたいです。

英語については、突如発言を求められてもどうしてもすぐには英語にアジャスト出来ないので、授業の前に英語に触れておく様に意識しようと思います。これは、現地渡航後は否応がなくそうなるとは思いますが。

最後に、やはりオンライン環境で新しい友人を作るのは容易ではないです。授業を通じて顔は分かる(名前は未だ殆ど怪しい。。)ぐらいにはなりますが、その程度で距離を縮められるはずがありません。ほとんどの留学生は引き続き本国からオンライン受講になることもあるので、積極的に一対一でのZoomセッションを設定して、友人の輪を広げていければと思っています。今日は以上です。

Waiver対応

Kellogg進学者以外興味が無さそうなトピックですが、自分の備忘まで簡単にFall Pre-termとFall SemesterのWaiver対応をまとめておきます。Waiverとは、Kelloggで必修となるCore科目について、既に知識があることを前提にハイレベルな別科目を代わりに履修(Partial Waiver)、もしくは完全にパスする(Full Waiver 但し、必要総単位に代わりはないので結局他科目を履修)ことが出来る仕組みのことです。

既に知識がある科目を履修した場合でも、Group workを主導することで得られる学びはある一方で、自分はより知的好奇心がくすぐられる科目を履修したい為、多少なりとも素養のある科目は基本Waiverを狙う予定です。Waiverのやり方は①テストで知識が十分であることを示す ②資格や大学時代の取得単位を示す、という2パターンが存在しており、条件は各科目まちまちですが、自分の場合②はあまり無いので、ひとしきりテストを受ける予定です。

f:id:shoshimin:20200727185521p:plain

現在、Pre-term(8月-9月)、Fall Semester(9月ー12月)に開講される科目についてWaiver条件が示されており、私はBusiness Analytics(即ち統計)のⅠ、Ⅱと、Accounting ManagementをWaiveする予定です。Financeもバックグラウンドはあるのですが、Partial Waiverを取得した場合、Accelarated Financeなるハイスピード/レベルの授業を代わりに受けることになるため、就職活動+興味あるStrategyの授業が重いということも考慮しWaiveはしないつもりです。

8月頭より、順次Waiveの為テストを3つ受けていく必要があるので、SampleテストやLinkedIn Learningを活用しながら勉強していこうと思います。

サマースクール(ACE)開講

渡航まで暫く時間があると高を括って緩やかに日々を過ごしていたのですが、気がつけば7月末となり、いよいよ渡航が迫ってきました。本日7/27はKelloggが留学生向けに提供するサマースクール、ACE Programが始まる日でして、(未だ日本にいるものの)いよいよ留学が始まるのだなと感じております。

ACEとはAmerican Culture and English for International Business Studentsの略で、留学生にアメリカでの学生生活の準備をしてもらう為、アメリカ文化や社会制度、Kelloggの授業、英語力の強化等を目的に開催されるプログラムです(期間は7/27-8/14の3週間)。

当初、今年も例年通りEvanstonでの開講が予定されておりましたが、コロナでご承知の通りの状況の為オンラインでの開講となっています。世界中から参加者がいることから、日本時間21:00-23:30のみが全員参加、その他日本の午前中に東アジア人向けの発音レッスンやSocial Eventが開催される模様です。

夏のEvanstonは最高と聞いていたのでオンラインでの開講を若干残念に思う気持ちはありつつも、悪いことばかりではありません。過去、参加者は中国、ブラジル、日本等から総勢30名程度だったと聞いておりますが、今年はオンラインでハードルが下がったことからなんと参加者は100名超え。中国・インドだけでもそれぞれ30名前後の登録者、ブラジルからも15名程度が参加する模様です。Class of 2021の外国籍が150名程度、内殆どアメリカ人同様の生活をしてきた方が相応の数混じっていると想定すると、100名超えは相当な登録人数で、友人を増やす絶好のチャンスです。

恐らく慣れないinternational exposureにこれから3週間洗礼を受けることになりますが、授業にもSocialにも、積極的に参加していければと思います。