President Dayの3連休を使いNY旅行という名のサウナ旅行に出てきたので、マンハッタン周辺にあるサウナについて感想を書いていきます。この記事を読んでいるサウナーの方は既にアメリカでのサウナ検索方法について熟知頂いているものと想像しますが、不案内な方は以下記事のご一読をおすすめします。
さて、いつもの要領でNYでRussian Saunaと検索すると、マンハッタンで2件、ブルックリンで3件、クイーンズで1件のサウナがヒットします(更に、ニュージャージーにも数件あるみたいです)。他都市では考えられない充実具合。。。流石、アメリカの最大都市です。Wikipediaによると、北米・南米で、ロシア系の数が最も多い都市でもあるそうです。
Russian Americans in New York City - Wikipedia
この内、ブルックリンのBrooklyn BanyaとマンハッタンのSpa 88とRussian & Turkish Baths(後者は以前訪問)を訪れたので、感想をメモしていきます。
Brooklyn Banya
- サウナはDry Sauna、Wet Saunaとスチームルームの3つ。Dry saunaは15人ぐらい、Wetは10人ぐらいのキャパ?
- 昼の12時ぐらいに訪問したのもあるが、マンハッタンの2件に比べて圧倒的に空いていたのが良かった。施設内公用語は完全にロシア語。地元の銭湯を訪れた外国人観光客のような気分になった。妻がロッカールームから出てくるのを待っている間、妻は「あなたのBoy friendが下で待っているわよ」とロシア系のおばさまから絡まれまくったらしい。
- 家族経営の様なテイストで、マンハッタンの2つほど施設は充実していない。が、Dry SaunaもWet Saunaも出力あり、体感90度を超える。水風呂もしっかりしているので、必要十分ではある。唯一、レストランが空いていなかったのは少し残念だった(雇っていたシェフが1ヶ月前に辞めちゃったのよと、受付のおばさまが教えてくれた)。
- ロッカーを間違えやすいので要注意。間違えて女性ロッカーに突入してしまった(誰もいなくて良かった)。妻によると、他にも男性がロッカールームに入ってきたらしい。
- 時間が無かったので開拓しなかったが、屋上が整いスポットとなっているらしい。
- ブルックリンにやけにRussian Saunaが多いので調べたところ、ブルックリンの海沿い、 Brighton BeachとSheepshead Bayはロシア系の人々が集中しているらしく、特にBrighton BeachはLittle Odessaと称されるほど。Brooklynの後2つのサウナはロシア系が多い地区にある為、一層ローカル感が強いのかもしれない。
- Google Mapで評価が微妙だったので心配したが、総論、めちゃくちゃ良かった。サウナは2つともサウナー仕様。水風呂は体感17℃ぐらい?ラクーアの水風呂ぐらい。価格が60ドルと、日本人的にはひっくり返る様な値段であるが、NYCのサウナのインフレ率は凄まじく、2024年現在ではこれぐらいが普通な模様。
- 現金しか受け付けていないので注意。店内にATMはある。
Spa 88
- ウォールストリートにあるスパ。アクセスがすこぶる良い。それ故Brooklyn Banyaとは客層が大きく異なっており、施設内の世界地図に客が出身地にピンを置いていっていたが、日本含め、世界中から人が訪れていた。
- 入口は狭いが、施設内は意外と広い地下空間が展開している。中二階?には食事スペースやプールがあったりする。
- サウナは4つ?メインのStone Heated Saunaの他、温度低め湿度高めのShvitz、遠赤外線サウナ、スチームルームがある。Stone Heated Saunaの最上段は相当に熱く、ロウリュウを開始する人がいると、草加健康センターを彷彿とさせる熱気となる。
- 水風呂は公式に依ると11℃程度。水深140−150センチぐらいと、ハードコアな温冷交代浴が楽しめる。
- 価格は平日59.75ドル、土日64.75ドル。
- こちらも、総論すこぶる良いサウナです。場所柄混雑するのと、サウナ自体はStone Heated Sauna1強の感が無きにしもあらずだけど。
Russian & Turkish Baths
- 1892年創業の歴史あるサウナ。
- こちらもアクセスが良い。皆大好き、米国屈指の二郎系ラーメンのTabetomo始め、日本飯が集中するEast Villegeにあるので、Spa 88と並んで多くのサウナ好き日本人の、NYでの有力な選択肢となるはず。
- 水風呂が公式で8℃。キンキンに冷えていた。
- Men Onlyのタイミングがあるので、女性は要注意。
- DavidとBoris、2人のオーナーが代わる代わる運営しており、どちらの日であるかに依って、客層が異なるらしい。"David weeks’ have digital swipe passes for admission and tend to attract the younger, Dimes Square set, while ‘Boris weeks’ are distinctly more old-school with paper or plastic punch cards and a larger proportion of the Russian and Jewish loyalists that have been visiting the baths for decades."
We visit the Russian & Turkish Baths in New York City | Wallpaper
-
価格は60ドル。NYのバーニャはカルテルでも結んでるのかと思う。
- こちらも混雑してたけど、とても良いサウナでした。NYのサウナ、レベル高い。
Bath Club of NY, Inc(2024年7月訪問)
- Brooklyn Banyaと似ていて、旧ソ連諸国系のローカル住民の憩いの場。
- 店の中央に巨大なプールがあり、これを取り囲む様に、サウナ×2とスチームルームがある。男の方のロッカールームにもサウナが設置されていた。複数あるサウナは、大体同じような、90度ぐらい?+湿度高めの気持ちの良いサウナだった。
- 水風呂が無いのは残念だが、紐で引っ張る方式の桶シャワーがあり、それを水風呂代わりに使う。その後プールに入っても良いけど、水温は20度程度?でそんなに冷たくない。
- ご飯がとても美味しかった。Pelmeniと生搾りのオレンジジュースを頼んだ。アメリカのRussian Saunaでは必ずと言ってよいほどどちらも定番。
- 店員が溢れていて、Everything good?とウェイターが聞いてくる頻度が高かった。Brooklyn Banyaは前回来訪時に人手不足でレストランが閉まっていたので、そっちに人を分けて上げればよいのに、なんて思ったりした。