小市民ブログ

KelloggってMBAを出てアメリカで移民サバイバル生活をしています。サウナが好きです

イエローストーン国立公園がとても良かった

June Teenthの連休と有給を組み合わせて、イエローストーン国立公園を訪問してきた。端的に言って、非常に良かった。

イエローストーン(と隣のGrand Teton)を訪問するに先立って、アメリカに63個ある国立公園について調べていたところ、どうやら同じ国立公園でもTierが存在することを知った。番付やらランキングやらが好きなのは日本人の特性という話もあるが、アメリカ人だってNBAやMFLのGOAT(Greatest Of All Time)を議論したり、一番美味いハンバーガーチェーンを決めるのは大好きなのだ。

そして、各種ランキングは多少のばらつきがありつつも概ね同様の傾向があり、Yellowstone/Yosemite/Glacier/Zion/OlympicのTier 1は固い。各種ランキングを集計したと謳うRedditのポストでは、以下の結果となっていた。皆大好き、世界的に有名なグランドキャニオンでさえ10位と、シビアなランキングである。

そんなイエローストーン、何が良かったか。「誰が行っても80点はつけるであろう、楽しみ方の幅の広さ」が自分は良いと思った。

北米最大の火山の真上に位置するイエローストーンの見どころはなんといっても色鮮やかなGeyser(間欠泉)やSpring(温泉)になる訳だが、それ以外にも他の国立公園のエース級が控えている。イエローストーン内にも”Grand Canyon”と名の付いた峡谷があるが、カリフォルニアの同名の世界遺産にも劣らない、壮大な峡谷が見渡す限り広がっていた。野生動物との遭遇機会も他の国立公園比でも顕著に多いらしく、バイソンや鹿がその辺を散歩し、車の渋滞と人だかりを作っている。一つ訪問して違うなとなった場合でも、他の何かが心のどこかに刺さるだけのコンテンツが揃っている。

渋滞を作る鹿

YellowstoneのGrand Canyon

 

ちなみに、イエローストーン最大の見どころのGeyser/Springについては、公園内の以下の看板が大変分かりやすかった。火山帯ど真ん中にあるイエローストーンは、地表近いところにマグマが存在し、これが地殻に溜まった水(雨水や雪解け水)を熱して、様々な地形を作る。

  • 熱された水が地面に上がる際に、地表までにつっかえる物がなければ、Spring(温泉)となる
  • つっかえるものがあれば、Geyser(間欠泉)として勢いよく噴出
  • 水分があまり無い場合、岩を溶かしてmud pots(泥間欠泉)になる
  • 水が地表に出る前に殆ど蒸気に変わる場合は、Fumaroles(steam vents、噴気孔)になる

Springには温度に応じて、色が異なるバクテリアが棲んでおり、それによって水面・周囲の色が鮮やかなものとなっている。らしい。

Spring(左)/ Geyser(右)

Mud pots

最も有名なGrand Prismaticは大変に綺麗だったが、他のSpringやGeyserも大変に見応えがあった。

色々調べていたら、アメリカ人がGlacier vs YellowstoneやらYosemite vs Zionで喧嘩しているのを目にして、このあたりの有名所はまず一通り巡りたいと思い始めた。今回一緒に回っていたKellogg時代の同級生とも、年に一度はNational Park巡りをしようとの話になったので、毎年一つぐらいは開拓していきたい。