小市民ブログ

KelloggってMBAを出てアメリカで移民サバイバル生活をしています。サウナが好きです

個別株のパフォーマンス(2024年5月)

5月分のパフォーマンスを振り返っていきます。

ポートフォリオ全体の状況

4月に続いてポートフォリオは下落。初めて日経平均をUnderperformする厳しい結果となった。5月中盤、日経平均が上昇に転ずるところで、逆にポートフォリオ全体がナイアガラの滝状態になったのが今月のハイライト。個別株投資の辛酸を嘗めた月だった。

小型株全体のパフォーマンスが悪かったのでは?と思い、TOPIXから時価総額上位500銘柄を除いたTOPIX小型株指数を見てみたが、月中盤の下落傾向はそれで説明つくものの、後半は日経平均を上回るパフォーマンスを見せていた。

個別銘柄の状況

銘柄別では、プリメックスとゲームカードジョイコ、イノベーションの3社意外全て下落。TYKは取得時から10%下落の大台に乗ってしまった。

先月に続き好調だったプリメックスは決算が強かった模様。増収増益。PERが11.3倍まで来ている。決算短信だけ見てもなんのことやらという感じではあるが、当社は(チケットやレシート等をプリントする)ミニプリンターを飲食チェーンやコンビニ等に卸すのが主力事業らしい。

岡山製紙は8%の大きな下落となっていたが、決算は6月末頃?と思われ、材料は不明。PERは5.86まで下がってしまっている。5月末には逆日歩(信用売りが信用買いを上回り、株を投資家から借りるため、信用売りの主体が払うコスト)の金額上位として上がっていた。逆日歩に書いなし、なる、逆日歩銘柄はファンダメンタルズが弱いから買うなという格言もあるらしい。

逆日歩に買いなし|証券用語解説集|野村證券

先月まで好調だったドライルーブは決算後に下落。減収減益。PERは7.49。ドライルーブは、自動車やプリンター等に使う、被膜のことらしい。

TYKも決算後に下落。PERは8.29に。売上・当期純利益は強いけど、営業利益が弱い。中計で仄めかした配当を下回る金額を発表し、失望売を招いた模様。主に製鉄に向けた耐火物を作る会社で、粗鋼生産量に売上が連動、という風に決算短信は書いてある。売上も大半は日本なので、日本の粗鋼生産量がこのまま減るとすると、大丈夫か、と心配になる会社ではある。

示唆

TYKはYahoo掲示板やXでも怨嗟の声が聞かれた。ミスリーディング、不誠実な株主とのコミュニケーションをしている銘柄は上がりづらい、との仮説は立つ。

経営者のバックグラウンドだけではなく、X、Yahoo掲示板ベースで(勿論大幅に割引いてだが)資本政策について調べておけばよかった。以下はネットで発見した、清原氏四季報の読み方についてだが、過去に公募増資をやっている、ガバナンスが欠如している可能性がある会社は減点とある。同様の精神から、株主とのコミュニケーションに難がある会社は排除したほうが良さそう。