小市民ブログ

KelloggってMBAを出てアメリカで移民サバイバル生活をしています。サウナが好きです

Hampi、Bangalore旅行

早いものでインドに来てから最初のTermが先々週末に終わり、2週間の休暇をゲットしておりました。とはいってもインド人学生にとってはMBA生活の天王山となっていて、この期間に集中的に企業との面接を行い、9割方の学生の就職先が決まっていくこととなっています。

インド就活が特に無い私は、休みを利用してインド南部のHampi、Bangaloreに旅行してきましたので、その時の写真を載せておきたいと思います。

Hubli空港→寝台列車でHampiに移動

一応その列車では一番良い寝台を確保した為、それなりに快適でした。一人分が寝るスペース+電源あり。2つあるトイレの内の一つは穴が空いているのみで、線路上はそういうことになってるみたいでした。

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普段はTech企業が立ち並ぶエリアにある、ISBのキャンパス内で生活している為気づきにくいですが、車窓から農村部の生活水準が窺い知れました。言い方悪いですが、バラック小屋の様な、作りが悪い家が沢山立ち並んでいます。駅につくと、子どもたちがGive me money I'm hungryと群がってきて、心が痛みました。

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Hampi観光

14世紀に栄えたヴィジャヤナガル王国の首都、Hampiは、当時北京に次ぐ世界第2位の都市として栄えた様です。まずはランドマークのヴィルーパークシャ寺院を訪問しました。寺院の中に猿が大量に生息していて、バックパックの側面にペットボトルの水を入れていたら、猿が飛びかかってくるというハプニングがありました。今後訪問される方はお気をつけください。

 

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Hampiのハイライトはこちら、マタンガ丘からの景色です。地平線の果てまで続く岩、ヴィルパークシャ寺院、プランテーション、そして夕日が作る、素晴らしい絶景を楽しめます。頂上にある寺院を管理している青年と話したところ、Covidで旅行者が激減しており、普段は観光客で足の踏み場もないこともあるらしく、"You came here at the right moment"と言われました。彼のガイドを受けてシヴァ神へのお祈りもしてきたので、何か良いことがあるといいなと思います。

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Bangalore観光

Hampi観光の後は、Bangaloreに移動して数日過ごしました。Bangalore自体はビジネスの街といった印象で正直然程見どころは無いのですが、インドで最も現代的な街といっても過言ではなく、「インドでは出来ないあれこれ」を堪能するのに最適な街でした。寿司、ステーキ、韓国焼肉、ナガランド地方の料理(中華にやや似ている)等々、牛肉/豚肉/魚といったインド料理では出てこないあれこれを楽しみました。ホテルにバスタブがついていて、2ヶ月ぶりのバスタブにも感動しました。

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発展著しく、都会的な生活が出来るBangaloreですが、そこはやはりインド。信号待ちの間に果物や食器を売ろうとしてくる人や、物乞いをしている人も沢山目にしました。

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その他、旅行中の学び

同行者の方が私よりインド慣れ、交渉慣れしている方だったので、インドで自分の利益をきちんととっていく為の交渉術をOJTで学べました。ただ旅行するだけでも毎日の様に交渉は発生しており、具体的には覚えてるだけで以下を勝ち取っていました。

  • そもそもISBから外出する許可(足許のISBのポリシーだと外出不可)
  • 有名チェーンでChaiの値引き
  • ホテルでのランドリーサービスの値引き
  • 割高なタクシーサービスを利用する代わりに、朝食を準備してもらう
  • キャンパスに入るためにPCR検査を受ける必要あり、学校側にテスト担当者を派遣してもらう

インドに於けるルールの類は日本より流動的なもので、インド人は日々交渉しながら自分の利益を勝ち取っているので、自分も同様の身のこなしが必要だな、と痛感した旅でもありました。書いてしまうと当然っぽいですが、以下は気をつけていこうと思います。

  • 提示された条件は安易に飲まず、違和感は相手に伝える
  • 交渉相手に味方になってもらう。自分が困っていることを、相手が不快にならないよう経緯を持って伝える
  • 交渉までに時間がある場合は、自分の主張の補強材料をあらかじめ集めて臨む
  • 相手の意思決定プロセスを理解した上で、誰にアプローチするべきか考えて動く
  • 主なポイントで相手の主張を飲む場合でも、何かを代わりに勝ち取ろうとする(値引きが無理でも、他のサービスを無料で提供してもらう、等)

こちらで生活する中で、インド人の強かな部分を少しでも身につけていければいいなと思います。