小市民ブログ

KelloggってMBAを出てアメリカで移民サバイバル生活をしています。サウナが好きです

春学期の履修予定

Kelloggでは1年目の秋・冬学期が主に必修科目、1年目の春から選択科目が大半になるということで、春学期からは自由に履修ラインナップを組むことが可能になっています。幸いにも履修のためのBiddingが驚くほど上手く行き過ぎた結果、5科目全て入学時点で履修を決めていた科目となり、春学期は学業面が充実しそうです。

履修に先立ち、授業の内容、何を学びたいか等、こちらの記事で整理しておきたいと思います。

Asset Management Practicum(AMP)

リアルインベスターZ科目、Northwestern大学のファンドの一部をKelloggの学生が運用する授業です。今回私は4人一組で数億円を株式で運用するチームに、analystとして入ることとなりました(次回履修時には、portfolio managerとしてポートフォリオ全体に目配りする立場になるようです)。

米国の大手資産運用会社やヘッジファンドの幹部がゲストスピーカーとして来る他、自分のStock pitch(投資案)やStock update(投資銘柄の状況アップデート)に対して教授や学生からのフィードバックを受けられる貴重な機会となりそうです。Stock pitchでは事業のValuation(DCF、マルチプル)等Finance、Accountingの知識と、業界の競争環境や投資対象の事業の優位性の説明等Strategyの知識を横断的にアウトプットすることとで、かなり力が付きそうです。

Financial Decisions

4-6人一組のグループでひたすらFinanceのケースに毎週取り組む科目。資金調達や投資、M&A/LBO等広範なトピックを扱うことになる様です。M&A/LBOモデリングを通じて実務である程度手が動くレベルになることを期待して履修登録しました。AMPとの相乗効果もありそうなので、楽しみですね。

Analytical Consulting Lab(ACL

Data Analyticsを用いて企業/NPOの実際の課題を解決するという、AMP同様Experiential Learningの科目となります。他の学期だとMLBホワイトソックスMLBのベアーズ等がある模様で、今回の有名所だと製薬大手のバイエル薬品や大手ゲーム会社等がクライアントになっていました。

私自身はGoodwillという売上5,000億円規模の大きなNPOのAnalyticsチームと連携し、彼らの売上の予測モデルを構築するというプロジェクトに入ることになりました。チームの中ではPythonを使ってデータの加工やモデリングをカバーすることになりそうなので、企業の実際の課題をAnalyticsで解決する良い経験が積めそうです。

Retail Analytics and Pricing

こちらはRを使って小売企業のデータを分析する授業で、マクドナルドやBestbuyを題材に、小売企業の価格設定について学んでいく予定です。Pythonでないのが悔やまれますが(KelloggのAnalytics授業はなぜかRばかり)、分析の流れや手法は基本的に共通しているはずなので、楽しみにしています。こちらもACLと相乗効果が出そうです。

Personal Leadership Insight

Kelloggの最人気授業の一つ。16人という少人数の履修者から更に小さい8人グループを作り、自分の過去の経験についてFBを受けることを通じて自身のリーダーシップスタイル、強み/弱み等を明らかにしていくという授業です。

Academic AdvisorからFinance/Analyticsだけではなくソフトスキルの授業も取りなさいと叱咤されたこと、また2年生からインターンの前に履修しておいて非常に有益だったと聞いたことから、履修を決定しました。初めての完全In-person授業で、学生同士で密なコミュニケーションが取れそうなのも(少し不安ですが)楽しみです。

全体を通じて

全授業、Kelloggらしく周囲と協働する機会に恵まれそうなので、Globalなチームの中で役割を発揮できる様に頑張りたいです。冬学期までで、チームのアウトプットに貢献すること自体はできるようになった気がしますが、周囲をFacilitateしたりスケジューリングしたりと、チームのリーダーの役割はなかなか出来ていないのが現状です。他のメンバーのやり方を見ながら、自分自身も周りをリードする様な役割を担うようになるのが今学期の目標です。